2024.09.13

【F速プレミアム】
グランプリのうわさ話:F1ドライバーのなかで最も行動派なボッタスの慈善活動


(c)XPB Images
 事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。
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 バルテリ・ボッタスは急速にF1における行動派になりつつある。このフィンランド人は、メルセデスでの5シーズンの間は、ラリーへの出場を除けば徹底的に企業のイメージを貫いてきたが、ザウバーでの3年間ではアウトドア活動への情熱を示している。

 先週末、ボッタスはモナコを拠点とするシャルレーヌ公妃財団が主催するイベントに参加し、サイクリングのスキルを披露したが、それは海上でのことだった! 4人のアスリートで構成された5チームが、地中海の一部であるコルシカ島のカルビ港と、モナコのマリーナの間の約180kmを、水上バイクを漕いで横断するという大きな挑戦に臨んだ。つまり、海上で各選手はそれぞれ約45kmにわたりペダルを漕いだということだ。ボッタスのチームが最速で、合計22時間を海上で過ごした。
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 このイベントにおける財団の目標は、資金を集めながら、溺死事故防止と水上の安全に関する意識を高めることだった。ボッタスは公妃財団の慈善活動に対する熱心な支持者だ。財団のアンバサダーであるシャルル・ルクレールと同様に、財団のイベントに定期的に参加しており、素晴らしい目的のために多くの資金を集めた!



ミケーレ・アルボレートの記念碑
(c)Carlo Baffi/Formula Pres
 イタリアGPを控えた木曜日、ミケーレ・アルボレートに捧げられた彫刻がモンツァで公開された。このイタリア人ドライバーは、2001年4月25日にラウジッツリンクでのテスト中に悲劇的な事故で亡くなった。彼への追悼として、イタリア人アーティストのロレンツォ・マルティノーリによる鉄の彫刻が、イタリアGPの週末に発表された。

 式典には、ACI(イタリア自動車クラブ)会長のアンジェロ・スティッキ・ダミアーニ、ミケーレの未亡人ナディアと娘ノエミ、そして彫刻の作者が出席した。大きな金属細工には、ミラノ出身のドライバーのヘルメットからたなびく赤い軌跡と、その中央に数字の27が描写されている。これらはアルボレートの生涯を象徴するふたつの要素だ。この彫刻は、ミケーレにちなんだ名前が2021年につけられた旧クルバ・パラボリカの近くに、間もなく恒久的に設置される予定だ。

 ランオフエリアのアスファルト上に描かれていた彼のヘルメットの絵は、紛れもない黄と青で塗られていた。残念ながら、長年にわたってトラックの再舗装が行われたため、その絵は完全に失われてしまった。そのため、時を超えて残り、人間的にもスポーツ的にも大きな価値を持つドライバーを永遠に記憶するための記念碑を作ることが決まったのだ。

ハイテックとFIAの裁判が決着へ
(c)XPB Images
 ハイテックとFIAは、和解による解決にほぼ合意しているようだ。ドミトリー・マゼピンが以前所有していたチームは、2025年初頭からF1に参戦する申請を行ったが、F1へのエントリーを承認されたものの、商業権保有者が承認を保留した上で却下するという、アンドレッティ・グローバルと同じプロセスで拒絶されたのを受け、FIAを訴えたのだ。

 FIAに近い情報筋は、連盟がハイテックの姿勢に驚いたことを認めたが、原告であるロシアが支援するチームには、いくらかの正当性があったようだ。当初、FIAがチームの訴訟費用を支払わなければならないという判決が出ていたが、通常これは裁判所が有罪だと考えていることの表れだ。

 FIAとハイテックの代表は、ともにこの問題について何も語っていない。現在チームの代表を務めるオリバー・オークスは、アルピーヌF1チーム代表となっているため、メインの仕事で苦労することを避けるために、FIA当局と和解することがおそらく彼にとって最善の利益となるだろう。裁判所の判決が出るか、もしくは和解に至るまでは、詳細は明らかにならない可能性が高いが、ヨーロッパの裁判所は3週間前に義務となっている夏季休暇を終えて全面的に業務を再開しているので、最終決定は間もなく下されるものと考えられる。

(Translation: AKARAG)

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