2024.10.12

【F速プレミアム】
グランプリのうわさ話:ボッタス、苦しいF1シーズンのなか充実のプライベート


元F1ドライバーの息子がF3に参戦
(c)XPB Images
 ブランド・バドエルは、アカデミーに入ってグランプリレースへの進出を目指す、もうひとりの元F1ドライバーの息子となった。彼の父ルカも、1993年から1999年まで断続的にスクーデリア・イタリアとミナルディからレースに出場した。その後もルカはテストドライバーとして長くフェラーリに在籍。2009年には、負傷したフェリペ・マッサに代わってフェラーリで2レースに出場したが、それは惨憺たる結果に終わった。

 18歳のブランドは、ジュニアフォーミュラでかなりの好成績を収めている。そのためマクラーレンはマクラーレン・アカデミーでの1年契約の後に彼の契約オプションを行使し、来年プレマから参戦するヨーロッパF3選手権を皮切りに彼の将来のプログラムを支えることを決定した。バドエルは2022年のUAE-F4選手権でシングルシーターデビューを果たし、同年にはイタリアンF4シリーズにも参戦した。2023年も両選手権に参戦を続け、イタリアのシリーズで、イモラとモンツァでの2回の2位入賞を含む5回の表彰台を獲得した。

 2024年シーズン、バドエルはフォーミュラ・リージョナル・ミドルイースト選手権で表彰台を3回獲得し、その後ファン・アメルスフォールト・レーシングからFRECA(フォーミュラ・リージョナル・ヨーロッパ・チャンピオンシップ・バイ・アルピーヌ)に昇格した。18歳の彼はこれまでに、2位に5回、3位に2回入賞し、合計7回表彰台を獲得している。マクラーレンとの協力は、この若者にとって明らかにエキサイティングな出来事だ。

 彼は次のように認めた。「これは、偉大なレースの伝統と、才能を育成する実績のあるチームに参加できる素晴らしいチャンスだ。プレマ・レーシングとともに2025年のFIA F3選手権に参戦することは、僕が進歩を続けるにあたって助けになるだろう。マクラーレンのチーム全員のサポートに感謝したい」

シューマッハー家の家庭環境
(c)XPB Images
 ラルフとコーラ・シューマッハーの悲しい物語は、週末にまた暗い展開を迎えた。元夫婦の一人息子であるデビッドが、一緒だった頃の彼らの過去について明かすことを決意し、母親が「精神的に問題を抱えていた」ことや、ある時は「父親をとめどなく殴り、あまりにひどくて警察を呼ばなければならなかった」ことを非難したのだ。

 ラルフの嗜好はモータースポーツ界ではよく知られていたため、このカップルの結婚は常に多くのうわさの対象となっていたが、静かな離婚の後、ラルフがソーシャルメディアで同性愛者であることを明かし、新しいパートナーと自分の写真を投稿することを決意するまでは、公にいさかいが起きることはなかった。

 これに対しコーラは激怒し、元夫が結婚生活の間ずっと嘘をつき、彼女を利用したと非難したが、現在テレビのコメンテーターを務めるラルフは反撃し、元妻が公の場で不誠実だったと責めた。

 デビッド・シューマッハーは、両親の争いに介入することを決意し、ごく初期の段階で父親と一緒に嘘をつくことを選んだと説明した。DTMのドライバーであるデビッドは、「母は僕の世話をするのに適切な精神状態になかった。父がどれだけ悪い人間であるかということだけが一日中問題になるような環境で成長したくなかったので、もう母のそばにはいたくなかった」と付け加えた。

 そしてデビッドは次のように明かした。「母が僕の意志に反して僕を父から引き離そうとした。それが手に負えなくなり、母が父をとめどなく殴り続けたため、警察を呼ばなければならなかった事件があった。父が僕の頭にあらゆることを植え付け、彼女の悪口ばかり言うという、父に対する絶え間ない非難はまったく真実ではない」

(Translation: AKARAG)

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