レッドブルから上級スタッフがさらに離脱。ベテラン戦略責任者がマクラーレンのスポーティングディレクターに
マクラーレン・レーシングは、9月24日、ウィル・コートネイがマクラーレンF1チームのスポーティングディレクターに就任することが決まったと発表した。コートネイはレッドブルでレース戦略責任者を務めている人物。
コートネイはレッドブルの前身ジャガー時代に加入、約20年を過ごし、過去14年、レース戦略責任者の役割を担ったベテラン。マクラーレンではスポーティングディレクターとして、レーシングディレクター、ランディープ・シンの直属で働くことになる。
マクラーレンチーム代表アンドレア・ステラは、コートネイとの契約について次のようにコメントした。
「ウィルをマクラーレンに迎えることができてうれしく思う」
「その経験、プロ意識、そしてモータースポーツへの情熱により、彼は我々のF1スポーツ部門を率いる理想的な人物となるだろう。我々はチームとして重要な段階に入っており、勝利とチャンピオンシップを目指して挑戦を続けるなか、強力なリーダーシップチームに彼が加わることは大きなプラスになると確信している」
マクラーレンは、今回の発表で、コートネイの加入時期について明らかにしていない。レッドブルによると、契約は2026年半ばまで残っているという。
「ウィルはスポーティングディレクターのポジションをオファーされた」とレッドブルのスポークスパーソンは述べている。
「ジャガー時代からチームに所属し、長く成功を収めてきた彼がチームを去るのは残念だが、ステップアップする彼の活躍を祈っている」
「ウィルは2026年半ばまでの契約を全うし、引き続きチームの一員であり続ける」
最近、レッドブルからの上級スタッフの離脱が続いており、この半年の間だけでも、チーフテクニカルオフィサーのエイドリアン・ニューウェイがアストンマーティンのマネージングテクニカルパートナーに就任すること、スポーティングディレクターのジョナサン・ウィートリーがアウディのチーム代表の座に就くことが発表された。
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています