2024.10.05
【F速プレミアム】
グランプリのうわさ話:オースティン、コースの再舗装で悪名高いバンプのほとんどを排除
(c)XPB Images
事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を『F1速報』から依頼を受けた調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。
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ドライバーたちにオースティンから朗報が届いた。アメリカGPのプロモーターが、2021年のグランプリ前に部分的に行われていたコースの再舗装が完了し、サーキットで最も悪名高いバンプのほとんどが取り除かれたことを発表したのだ。
これはスタート/フィニッシュストレートに特に当てはまることだ。そこには非常に激しいバンプがいくつかあったため、ターン1のブレーキングエリアに到達したドライバーたちを難しい状況に陥れていた。2022年の状況は非常に悪く、ピットから出てくるドライバーは、ピットレーンの出口ラインが終了すると右側に急激な移動をしなければならなかった。
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そうしないと、路面が非常に荒れているため、マシンの4つの車輪すべてが空中に浮いてしまうからだ。その年にひどい路面をすぐに平坦にする必要があったが、現在COTA(サーキット・オブ・ジ・アメリカズ)会長を務めるボビー・エプスタインは、路面が新しくなったことを発表し、「コースの特徴がいくらか失われるかもしれない」としながらも、「ドライバーとマシンにとってよりスムーズなタイムが生まれ、確実にラップタイムが大幅に向上するだろう」と認めた。
エプスタインはまた、スタート/フィニッシュライン全体を含むターン16とターン1の間、そして3年と少し前の最初の再舗装工事の際に改良が行われなかったふたつのエリアであるターン10と12の間の路面を滑らかにするために、1万8000トン以上のアスファルトが使用されたことも明らかにした。
ローソンのグリッドペナルティ
(c)XPB Images
リアム・ローソンは、彼のマシンに詳細はまだ不明なもののパワーユニットのパーツを取り付ける必要があるため、アメリカGPのスプリントレースを最後尾からスタートする可能性が高いことをすでに知っている。シンガポールでは、ダニエル・リカルドが彼にとって最後のグランプリで、パワーユニットの走行距離を走りきっていた。
ローソンがベテランのRB01を引き継ぐと、パワーユニット、ギヤボックスなどのFIAによるカウントが新ドライバーに移行された。ヘルムート・マルコはすでに、ローソンがグランプリレースに復帰する際にグリッドペナルティを受けることを発表しており、次のように付け加えた。「スプリントレースでグリッドが10位分下がることで、オースティンでの状況が楽になるわけではない」
RBが何としても避けたかったのは、次のメキシコGPでドライバーのひとりにグリッドペナルティを受けさせることだった。なぜなら、チームはメキシコが彼らのマシンの強みを発揮できるコースだと考えているからだ。昨年、ダニエル・リカルドは見事4番手で予選を通過し、7位でレースを終えたが、一方で大幅なグリッドペナルティを受けた角田裕毅は、Q1とQ2でチームメイトにトウを与えて助けざるを得なくなり、その後オスカー・ピアストリと数回接触したことでポイント獲得のチャンスをすべて失ってしまった。
周冠宇の厳しい状況
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周冠宇が2025年もグランプリレースに残る可能性は事実上ゼロであり、F1でレースをする最初の中国人である彼自身もそのことをよく分かっている。ザウバーが2025年にニコ・ヒュルケンベルグのチームメイトを誰にするか発表するまで希望を捨てたくない周だが、スイスのチームの空シートが他のドライバーや、おそらく現在のチームメイトであるバルテリ・ボッタスに移った場合に備えて、来シーズンに向けてふたつの優先事項があることをすでに認めている。
周は次のように認めた。「来年何をするにしても、F1のレースシートがないのなら、グランプリレースへの扉を開けたままにしておくことがとても重要だ。1、2シーズン離れた後にF1に復帰するドライバーをよく見てきたので、2025年にシートが見つからないのなら、グリッドに戻れるようにはしておきたい」
周はまた、「F1の状況の厳しさもあって、他のシリーズに参戦しているいくつかのチームからすでに連絡があり、レース参戦をオファーされている」と明かした。それでも周は、「今のところはザウバーのシートを維持することに集中している。それが不可能になった場合にのみ、来年に向けて残っているすべての可能性について僕のマネージャーたちがどんな代替案を用意しているか検討を始めるつもりだ」と主張している。
(Translation: AKARAG)
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