アウディF1がドライバー育成プログラムを新設。アラン・マクニッシュがディレクターに就任
アウディ・レボリュートF1チームは1月23日、将来の才能を発掘・育成するドライバー育成プログラムを開始すると発表した。同プログラムのディレクターに、元F1ドライバーのアラン・マクニッシュが就任したことが明らかにされた。
ドイツの自動車メーカーであるアウディは長年F1に参戦してきたザウバーを買収し、2026年シーズンよりワークス体制でF1へ初参戦を果たす。そんなアウディが「トラック内外で若き才能に投資し、明日のチャンピオンを育成することで競争力のあるF1チームを構築する」という目的から、アウディ主導による若手ドライバー育成プログラムを構築することになった。
この育成プログラムは、カートやジュニアフォーミュラを戦う有望な若手ドライバーを発掘・支援し、モータースポーツの頂点へ至る明確な道筋を提供するもの。アウディF1は「若年層への早期投資は、将来チャンピオン争いに挑めるチーム構築を目指す我々の意図を強調するものだ」と説明する。また、同チームは若手デザイナー、エンジニア、メカニックへも意識的な投資を行うとしており、レーストラックを超えた取り組みを展開する予定だ。
そんな育成プログラムを指揮するディレクターに、ル・マン24時間レースで3回の総合優勝(ポルシェ1回、アウディ2回)を飾り、2002年にはトヨタF1のレギュラードライバーとしてF1を戦ったアラン・マクニッシュが就任した。マクニッシュは近年チームマネジメントの面でも成功を収めていた。
「未来のアウディ・レボリュートF1チームの礎となる人材発掘を任されることは、大きな名誉であると同時に、情熱を抱く責任でもある。このブランドは『技術による先進性』の歴史の上に築かれており、その哲学は車両と同様に若手ドライバーにも適用されねばならない」と、マクニッシュ。
「我々が求めるのは単なるスピードではなく、将来のアウディ・チャンピオンを定義するレジリエンス、知性、そしてチーム志向の精神だ。我々の目標は、潜在能力を世界舞台での精密さとパフォーマンスへと昇華させる道筋を築くことだ。この取り組みを開始し、この野心的なプロジェクトに参加する最初の才能を見出すことに胸を躍らせている」
そして、アウディ・レボリュートF1チームのチーム代表であるジョナサン・ウィートリーは「明日のチャンピオンへの投資は、我々のF1戦略における重要な柱である。アウディ・ドライバー育成プログラムは、若者に長期的にコミットし競争力を高めるという我々の野心を明確に示すものだ」とコメント。
「アラン・マクニッシュはモータースポーツで驚異的な実績を持つだけでなく、我々の活動の精神と献身を体現するディレクターだ。彼のリーダーシップのもと、このプログラムは『2030年ビジョン』、すなわち勝つチームを構築し、F1におけるアウディの未来をかたち作るという目標に不可欠なものとなるだろう」
育成プログラムに参加するドライバーはアウディの数十年にわたるモータースポーツ経験に基づく世界水準のトレーニングと指導を受けるという。カリキュラムはドライバーの要求に焦点を当て、トラック上でのパフォーマンス、ドライビング技術とエンジニアリング能力の開発、人的パフォーマンス、メディア対応とマーケティングまで網羅したオーダーメイドな育成プログラムとなるようだ。なお、現時点でアウディの育成プログラムと契約するドライバー名は明らかにされていない。
