アストンマーティン、育成のジャック・クロフォードをアブダビでの若手ドライバーテストで起用へ
アストンマーティンF1は、アメリカ人の開発ドライバーであるジャック・クロフォードが、12月にアブダビで行われるシーズン後の若手ドライバーテストに参加することを発表した。
クロフォードは現在、ダムス・ルーカスオイルから2シーズン目となるFIA F2選手権に参戦しており、ロサイルとヤス・マリーナでの2ラウンドを残す現在、ランキング5位につけている。
クロフォードにとって、このテストはAMR24をドライブする初めての機会であり、6月にレッドブルリンクで行われたAMR22のテストに続くものとなる。F1第19戦アメリカGPの前には、クロフォードは故郷のテキサス州ヒューストンでデモ走行を行ってその腕前を披露しており、アラムコとの『Generation 3』の発表の一環として、彼はAMR22を市内のさまざまな場所でドライブした。
「アブダビで初めてAMR24をドライブする機会を得て興奮している」と、18歳のクロフォードはコメントした。
「僕はAMRテクノロジーキャンパスのシミュレーターで多くの時間を費やしてきた。テスト前も作業を続けて、万全の準備を整えるつもりだ」
「ヤス・マリーナはよく知っているコースだから、すぐにスピードを出せるよう願っている」
アストンマーティンは、シーズン終了後にアブダビで実施されるピレリタイヤテストに、クロフォードとともに参加するドライバーを近日中に発表する予定だ。
「アストンマーティン・アラムコ・若手ドライバー育成プログラムの一環として、ジャックにアブダビでAMR24をドライブする機会を与えることを楽しみにしている」と、アストンマーティンF1チーム代表のマイク・クラックは語った。
「彼は今年、我々とのこれまでのテストですでに高いレベルの理解を示しており、F2選手権の最終2ラウンドに出場するとともに、テストの準備に懸命に取り組むことになるだろう」
クロフォードは引き続き強い印象を残して潜在能力を発揮しており、今回のテストへの参加により、アストンマーティンの組織内における期待の新星としての地位が確固たるものとなった。
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています