2024.11.02
【F速プレミアム】
グランプリのうわさ話:ハミルトン、厳しくなったペナルティ指針に「レッドブルは何らかの調整をする必要がある」
(c)XPB Images
事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。
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ルイス・ハミルトンは、メキシコシティGPの10周目にマックス・フェルスタッペンとランド・ノリスの間で起きた2件のインシデントについて意見を求められたとき、大声で笑いながらも、「そのインシデントはまだ見ていなかった」と主張した。
7度の世界チャンピオンであるハミルトンは、次のように説明した。「ジョージがちょうど僕を追い抜いたところだったと思う。前方に車列があって、煙とほこりが舞い上がっているのが見えた。そしてそれが誰だったのか分かった……。それが誰なのかは分かっていたよ……」とハミルトンは満面の笑みを浮かべながら付け加えた。
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週末の早い段階で、ハミルトンはカタールGPからスチュワードが順守することになっているより厳しいガイドラインについて率直に賛意を示していた。彼は自身の観点から、現在のガイドラインは「常にグレーゾーンがあり、それがマックスが長い間逃げおおせた理由だ。だから、確かに彼らは何らかの調整をする必要があるだろうね」と説明した。
ハミルトンは次のように付け加えた。「マックスとのことは何度も経験したが、前に出るためにイン側からマシンをスタートさせ、その後コースアウトしたら、ポジションを維持することはできないはずだ。だから、彼らは間違いなくこれに取り組む必要がある」
オコン、ハースの未来に期待
(c)XPB Images
メキシコGP中にアルピーヌのエステバン・オコンに笑顔を見せてもらうには、ハースが最近成し遂げている進歩について言及するしか方法がなかった。オコンはここ数カ月、アルピーヌの状況について非常に否定的な見方を示してきたが、2025年に加入するチームの進捗状況について意見を聞かれると、表情が明るくなった。
「本当にすごいものだよ。誰の視点から見ても、チームがこれほど成長し、中団をリードできるというのはとても素晴らしいことだ。その状況を目にするのは最高だ」とオコンは語った。
彼は当初、トヨタとの技術提携が進行中であることを知らずにハースと契約したことを認めていた。「2025年からの加入について彼らと話していたとき、そのことは一度も話題にならなかった」
しかし、彼はこのパートナーシップについて明らかに喜んでいた。「トヨタにはハースに利益をもたらす多くのノウハウと多くのリソースがあるからね。それに、チームがその契約を確保できたことから、従うべき明確な方向性を持つ強力なリーダーシップが彼らの心のなかにあることが分かる」
レギュラードライバーの昇格に厳しい現実
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2022年FIA F2のチャンピオンで2023年からアストンマーティンのリザーブドライバーとなったフェリペ・ドルゴヴィッチは、3シーズン連続でリザーブドライバーを務める予定だが、何か劇的なことが起こらない限り、アロンソとストロールが2026年末までチームのレースドライバーとして残留することをよく認識している。
2025年のグリッドでのシートを確保することに望みをかけて、ドルゴヴィッチはインディカー、IMSA、スーパーフォーミュラの主要チームからの来年に向けたオファーを断った。2025年にドルゴヴィッチがF1に参戦しないことが明らかになった今、彼は来年のグランプリとあまり日程が重ならない小規模なレースプログラムを探し始めている。
2025年はリザーブドライバーとして16レースから18レースに赴く必要があるからだ。残りのレースではストフェル・バンドーンが待機することになる。スーパーフォーミュラのすべてのトップチームでは、今後のシートは埋まっているようだが、ドルゴヴィッチはまだ日本の最高峰のシングルシーターレースシリーズに参戦する方法を模索している。
(Translation: AKARAG)
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