レッドブルとホンダの通算150戦目を勝利で飾ったフェルスタッペン。アポなしの記念撮影も快諾/F1 Topic
ホンダにとって、今年のF1第22戦ラスベガスGPはレッドブルとパートナーシップを開始してから通算150戦目となる記念すべきレースだった。そのレースで通算69勝目を挙げたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)。レース後のトップ3会見で、筆者はフェルスタッペンにホンダへのコメントを尋ねると、フェルスタッペンは次のように答えてくれた。

「これほど強力で信頼性の高いエンジンを供給してくれたことは本当に印象的だった。本当に、彼らとの仕事は素晴らしいものだ。心からホンダのスタッフのことを愛している。彼らには独自の運営方法とメンタリティがあり、僕はそれがとても気に入っている。そして常にとてつもなく大きな敬意を持って僕に接してくれた。だから僕も彼らと共に過ごした年月は永遠に忘れないよ」
会見後、レッドブルはパドックを出たところにあるラスベガスGPの看板の前で、優勝した時に行う恒例の記念撮影を行った。その後、ホンダ・レーシング(HRC)の折原伸太郎(トラックサイドゼネラルマネージャー)とのホンダ150戦を記念した撮影をフェルスタッペンに直接お願いすると、快く応じてくれた。

この撮影はレッドブルのホスピタリティハウスの裏でアポなしで行われたもので、通常メディアは立ち入ることができないエリアだが、レッドブルのスタッフも筆者を追い出すことなく、温かくフォトセッションを見守っていた。いかに、フェルスタッペンとレッドブルのスタッフがホンダをリスペクトしているかがわかる瞬間だった。

このサインボードに記された『69』という数字は、レッドブルがフェルスタッペンの通算優勝回数として準備したものだが、奇しくもこの数字はホンダにとっても、レッドブルとの勝利数と同じだった(フェルスタッペンが64勝、セルジオ・ペレスが5勝)。