「クリーンで堅実な1ストップ戦略を実行」「タイヤマネジメントでやや保守的になったかも」/F1第22戦決勝コメント(1)
2025年F1第22戦ラスベガスGPの決勝レースで6位〜10位のドライバーたちが土曜日を振り返った。6位〜10位のドライバーはアイザック・ハジャー(レーシングブルズ)、ニコ・ヒュルケンベルグ(キック・ザウバー)、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)、エステバン・オコン(ハース)、オリバー・ベアマン(ハース)だ。
■オリバー・ベアマン(マネーグラム・ハースF1チーム)
決勝=10位(50周/50周)
14番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード

(※正式結果確定前のコメント)「オープニングラップはとても順調だったし、本当によい位置につけていた。残念ながら、その後はペース面で少し苦戦してしまい、走行中にリズムを見つけることができなかった」
「低速コーナーでのドライビングは非常に難しかった。ハードコンパウンドでは確かによくなったものの、空力バランスは変えなかった。普段のようにきちんと読み取っていれば変えていただろう」
「第1スティントでは後続車を抑えるのに苦戦していて、マシンが扱いにくくてミスを犯してしまった。最終的なペースはよかったと思うけど、最終スティントではグレイニングも発生していた」
■エステバン・オコン(マネーグラム・ハースF1チーム)
決勝=9位(50周/50周)
13番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード

(※正式結果確定前のコメント)「今日はポジティブなことがたくさんあったと思う。レースはうまくいったが、ポイント圏内に入るにはペースが足りなかった。僕たちはレース中ずっとルイス(・ハミルトン)と戦っていたから、最初のスティントで彼をもっと後ろに抑えておくことができたらどうなるだろうと思ったけれど、第2スティントでは僕の方がずっと速かった。結局のところ、近づくには十分ではなかった。おそらくあと5周必要だっただろう」
「ポジティブなことがたくさんあったにもかかわらず、報われない週末だったように感じるのは残念だが、次へ進むよ」
■ルイス・ハミルトン(スクーデリア・フェラーリHP)
決勝=8位(50周/50周)
19番グリッド/タイヤ:ハード→ミディアム

「厳しい夜だった。良い思い出として振り返ることがないのは間違いないだろう」
「好スタートを切り、最初のスティントで多くのポジションを取り戻すことができた。アルボンとの接触で少しダメージを受け、それがペースに影響してヒュルケンベルグに近づくのがより困難になった」
「良い面は、何とかポイント圏内に戻れたこと。コンストラクターズ選手権においては、すべてのポイントが重要だ」
「本当に寒い天候にもかかわらず、ファンが多数来場してくれた。皆に心から感謝したい」
■ニコ・ヒュルケンベルグ(ステークF1チーム・キック・ザウバー)
決勝=7位(50周/50周)
11番グリッド/タイヤ:ハード→ミディアム

「今日もまたポイントを持ち帰ることができた。この結果には満足していいと思う。おそらく、これが獲得可能な最大の結果だった。前方でフィニッシュしたドライバーたちは全員グリッドの時点で前方にいたし、なおかつペースも僕たちより優れていたからね。僕たちがこの位置でフィニッシュできたのは、良い仕事をしたからと言えるだろう」
「低デグラデーションのレースで、大きな変動がないなか、僕たちはクリーンで堅実な1ストップ戦略を実行した。チームは素晴らしい仕事をしてくれたと思う」
「ハードタイヤでのファーストスティントはとても好調だった。レース序盤には接近戦の中でタイヤをマネジメントする必要があったが、しっかりやり切れた。チームにとって重要な2ポイントを獲得できたし(注:実際には6ポイント)、ランキング争いはまだかなりの接戦なので、すべてはこれからだ」
■アイザック・ハジャー(ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズ・フォーミュラ1チーム)
決勝=6位(50周/50周)
8番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード

「今日は自分たちが引き出せるものをすべて引き出せたと感じているので、このレースには満足している。プラクティスでロングランを行っていなかったため、少し未知の領域に踏み込む形だった。全開でプッシュして戦うレースだったが、タイヤマネジメントでやや保守的になりすぎたかもしれない。スタート前はタイヤにもっとグレイニングが出ると思っていたんだ」
「ベガスで自分たちがやってきた仕事を誇りに思うし、今年最も良い週末だったと思う。FP1からミスをせず、必要な項目をすべてこなしたので、4ポイントという形で報われたのはうれしい(注:正式結果では6位で8ポイント)。これでカタールとアブダビの残り2戦に自信を持って臨める。どちらのサーキットも、僕たちのマシンにより適していると思う」