2025.01.19

【F速プレミアム】
グランプリのうわさ話:アルピーヌに筒抜けだったオコンの移籍交渉


(c)XPB Images
 事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。
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 アルピーヌは、フランス人ドライバーのエステバン・オコンがハースと契約する数週間前から、彼が2024年末にチームを離れることを検討していることを知っていた。これは、アルピーヌの元エグゼクティブディレクターであるマルチン・ブコウスキーがポーランドのテレビ局『Viaply』に明かしたことで、非常に異例のやり方で知られたという。
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 ガスリーやチームの他の上級スタッフと同様に、オコンもイギリスGPの週末にアルピーヌから社用車を与えられた。しかし、ドライバーは知らなかったが、すべてのクルマにGPSトラッカーが装備されていた。

 ブコウスキーは次のように説明した。「オコンはシルバーストンでのレース前にエンストンに滞在しており、チームからレンタカーとしてアルピーヌのロードカーを提供された。これらのクルマにはすべてGPSトラッカーが装備されているので、アルピーヌの全員が、彼がウィリアムズF1チームを訪問したことを知っていた。彼のクルマはグローブのF1ファクトリーの駐車場に5時間も駐車されていたからだ」とブコウスキーは認めた。

「彼は知らなかったと思うが、それは問題でもなかった。チームは彼との契約延長を望んでいなかったから、彼は興味を示したあらゆるチームと話をすることができたのだ。チームがそのようにして知ったのは面白いことだ」とブコウスキーは締めくくった。

情熱の向かう先


 バルテリ・ボッタスのグラベルバイクレースへの情熱は高まり続けている。このフィンランド人ドライバーは、ヨーロッパの冬の期間のほとんどをオーストラリアで過ごし、地元のイベントに参加することを習慣にしている。一方、彼のパートナーのティファニー・クロムウェルは、ロードでのプロサイクリングの新たなシーズンに向けて独自の準備を進めている。

 先週末、このカップルは活動中だった。クロムウェルはオーストラリア・ロード・サイクリング選手権に出場し、一方ボッタスはパースでステディラック・グランフォンド選手権に出場していた。この選手権は実質的にグラベルレースのオーストラリア・オープン選手権だ。ボッタスは、35歳から39歳の男性を対象とした年齢別グループで19位という好成績を収めたが、彼は自身のイベントに向けた準備に集中していた。

 いつものように、ボッタスはクロムウェルと地元のパートナーグループとともに、アデレード近郊のマクラーレンバレー地域で開催される独自のグラベルバイクレースである、『RadlGRVL』レースを企画している。この過酷な112kmのレースには300人以上のサイクリストが参加する。ボッタスは2024年は4位でフィニッシュしたので、自分の年齢グループでトップ3に入ることを決意している。

ペレス父、フォーミュラEで息子をアピール
(c)XPB Images
 フォーミュラE選手権の共同創設者アルベルト・ロンゴによると、セルジオ・ペレスのフォーミュラE参戦は歓迎されるだろうということだ。ロンゴは先週末、アウトドローモ・エルマノス・ロドリゲスで行われたイベントで、「チェコ(ペレスの相性)とはよく話をする。主にF1でよい結果を出したときに祝福するためだ。だが、2026年に彼が我々と一緒にいてくれるたら、イベントにとっても我々のチャンピオンシップにとっても間違いなく素晴らしいことだ」と明かした。

 しかし、最近レッドブルから解雇されたペレスがサーキットから慎重に距離を置き、故郷のグアダラハラに留まる一方で、彼の父親は我慢できずにメキシコシティに飛び、フォーミュラEレースに姿を見せて、チームや選手権のプロモーターと話をし、地元メディアから数え切れないほどのインタビューに応じた。

 アントニオ・ペレスは約束を繰り返した。「チェコのモーターレースへの復帰は歴史的なものとなるだろう。彼の最高の姿はまだ見られていない。ペレス家には素晴らしい未来が待っている。そしてフォーミュラEは、間違いなくモータースポーツの未来となる素晴らしいカテゴリーだ」

(Translation: AKARAG)

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