2024.08.23
【F速プレミアム】
グランプリのうわさ話:改修中のインテルラゴス、路面も一新し悪名高いバンプを改善
(c)XPB Images
事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。
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サンパウロのインテルラゴスにあるアウトドローモ・ホセ・カルロス・パーチェのターマックは、11月の第1週にF1がブラジルに到着する際には、ほぼ完全に新しいものとなる。2014年以来初めて、サンパウロの地方自治体は、ターマックを新しくすることでレーストラックの質を改善するために投資を行った。目的はインテルラゴスの悪名高いバンプを消し去ることにあった。特に2カ所のロングストレートにあるものが対象だったが、これらはドライバーたちをかなり苦しめていた。
工事は今週に始まっている。数週間前には新しいピットとパドックの複合施設が完成しているが、このブラジルのコースのすべての改修を完了するための費用は、2億8000万円をわずかに超えるだろうと見積もられている。
これは、バーニー・エクレストンがブラジルとサーキットを特に気に入っていたことから何十年にもわたって恩恵を受けてきた地元自治体が、ステファノ・ドメニカリとリバティ・メディアからは特別な契約を得ることができなくなり、F1の新しい要件に準拠するための取り組みを強化しなければならなくなったからだ。
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新しいターマックを敷設する決定は、今年のかなり遅い段階で下され、9月と10月に予定されていたいくつかの国内レースが延期されることになったが、それらレースはすべてF1レース後に開催される予定となっている。
これは、グランプリドライバーが最初に新しいターマックを走るということを意味する。路面の状態をよくするのは大変なことで、決して理想的な状況ではない。これが今年最後のスプリントイベントであることも考えると、新たに舗装された路面のコンディションに適したセットアップを見つけるという点で、チームのタスクはいっそう難しいものになる。
F1チーム代表も走りたい
ウイリアムズのチーム代表であるジェームズ・ボウルズは、将来のグランプリに向けて、F1のチーム代表が互いにレースをするというアイデアを支持しており、ファンに素晴らしいショーを提供できる経験豊富で才能のある同僚が何人かいると主張している。
7月のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで、チームのヒストリックカーを試乗したボウルズは次のように認めた。「夢が叶ったような気分だった。私はこれまでに何度もグッドウッドに行く機会に恵まれたが、これは素晴らしいイベントだ。丘を駆け上がるだけでなく、ウイリアムズ・レーシングを代表してそうする機会を得たことは、本当に……オファーを受けたとき、イエスと言うのに一瞬間が開いてしまった!」
その経験により、このようなイベントをもっと定期的なものにするという考えが彼の心に植え付けられた。そしてチーム代表が走るレースを追加するというテーマについて、ボウルズはすぐに次のように認めた。
「私はそれに挑戦する」ボウルズは次のように付け加えた。「興味をそそるものになるだろう。ご想像の通り、トト(・ウォルフ)と私は何度か一緒にコースを走行する機会があった。とても楽しかった」
「トト、クリスチャン(・ホーナー)、ザク(・ブラウン)の違いから、大変楽しいものになるだろう。自分はうまくできると思う。しかし、それから起きるのは修羅場だろうね。これらのクルマが四輪のままの姿で戻ってくると期待すべきではない。F1は非常に競争が激しいと考えるなら、我々のやるレースを想像してみてほしい……」
そうは言うものの、ボウルズは「トトと私は過去に、特にシルバーストーンでルイス(・ハミルトン)を後部座席に乗せてお互いドライブした経験が何度かある。正直なところ、彼はラップの間、我々の努力を笑っただけだった……」と認めた。
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