ハミルトン、2023年型フェラーリでのテストでクラッシュ。ルクレールの走行はキャンセルに
スペイン・バルセロナでスクーデリア・フェラーリが実施しているプライベートテスト2日目、ルイス・ハミルトンがクラッシュし、その後のスケジュールはキャンセルされた。
フェラーリは今週、3日間の予定で、2023年型マシンSF-23を使用した旧型車テストTPCを行っている。2日目の1月29日、午前中の走行を担当したハミルトンは、コースアウトしてバリアにヒットした。ハミルトンに怪我はなかった。プライベートテストであるため、フェラーリはこの事故について公式には詳細を明かしていない。
今週の旧型車テストでは、12年間メルセデスに所属していたハミルトンがフェラーリに慣れるためのプランが組まれていた。先週のフィオラノテストとあわせて、ハミルトンがSF-23で走るのはこれが3日目で、ハミルトンは2年前のマシンで、フェラーリのマシン、システム、作業手順について学習を重ねていた。
フェラーリは、今回のコースオフは、ハミルトンがマシンに慣れる過程で、限界を試そうとして起きたと考えており、深刻な問題とはとらえていないといわれる。
マシンが破損したため午後に予定されていたシャルル・ルクレールの走行はキャンセルされた。テスト3日目の30日には、リザーブドライバーのアントニオ・ジョビナッツィとフェラーリ育成ドライバーであるディーノ・ベガノビッチが走行する予定となっている。
2月4日と5日には、同じバルセロナでピレリが2026年用タイヤの開発テストを行い、フェラーリがこれに協力する。この際にハミルトンはタイヤテスト用に改造された2024年型マシンで走る機会を得る。
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています