【】賛否両論の「ハロ」、来季導入の可否を23日に投票
2月23日
23日のF1コミッションのミーティングにおいては、ハロを2017年に導入するか否かの投票も行われる。メルセデスのエグゼクティブ・テクニカルディレクターを務めるパディ・ロウは、来シーズンに何らかの装置が投入されることを望んでおり、以下のように述べている。
「私がF1の世界に入った80年代後半以来の、安全面での進歩は目ざましいものだった。マシンそのものを見ても一目瞭然で、衝撃吸収構造になっていたり負荷試験が設けられていたりする。それだけではなく、サーキットの設計や設備といった他の部分でも進化がある。しかし、マシンに関してはどの面を見ても常に改善の余地がある」
「私の考えとしては、F1に限らず他のシングルシーターにおいても、ドライバーの頭は最も大きなリスクだ。間一髪という場面は何度も目撃しているし、大変悲しいことに近年の事故での死因は頭部の怪我にある。メルセデスを含め、多くのチームがドライバーを保護する構造の研究を強く支持している。数年に渡って進行しているプロジェクトであり、できるだけ早期に採用し、レギュレーションに盛り込もうとする動きになっている。いくつもの提案があり、そのなかには非常に現実的なものもあるので、2017年には解決策が見られることを期待する」
(Translation:Akane Kofuji/オートスポーツweb )