【】ひさしぶりにアイルトン・セナの声を聞きました@オーストリアGP現地情報

7月3日

山々と芝の緑が目に優しいレッドブルリンク。しかし山の天気は変わりやすいので、雨対策も必要ですね。今回は、ムッシュ柴田による現地レポートをお送りします。

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レッドブルリンクになってから、今年で3回目のオーストリアGPです。新装なったメディアセンターは、メインビルディングの最上階。のどかな山々とコースの大部分が見渡せます。



かつての超高速エステルライヒリンクに戻そうという声もありますが、そうすると左端の1コーナーを、ど〜んと伸ばすことになります。騒音とか自然破壊とか、環境保護派の反対も大きく、けっこう難しいかもしれないですね。

メディアセンターからパドックには、延々と地下通路を通って行くんですが、そこに今年は歴代チャンピオンのポートレイトが飾られてます。



あんまり見えないですが、奥のほうからジャック・ブラバム、ジャッキー・スチュワート、ヨッヘン・リント、ニキ・ラウダ……みんな、それぞれカッコいいんですが、やっぱり、この人と比べてしまうとね。



しかも右枠にあるボタンを押すと肉声が流れるんです。久しぶりにセナさまの声にひたった至福のひとときでした。サーキット内なので権利の問題があり、音声を公開できないのが本当に残念です。

生身のドライバーも、ちょっと紹介しましょう。前回バクーで3位表彰台に上がり、また男を上げたセルジオ・ペレス。テレビ取材も活字メディアの取材もレースのたびに、どんどん混雑している印象です。



本人は「フェラーリとは交渉してない」って言ってますけど、キミ・ライコネンとの交替は、ほとんど既定路線じゃないでしょうか……? 個人的にキミ引退となったら、ちょっと寂しい気もしますけどね。

ホンダ食堂に顔を出すと、シェフのデイブが、ちょうど昼弁当の盛りつけをしているところでした。



「おう、よく来たね。ちょっと珍しいもの、食べさせてあげるよ」と言って、差し出してくれたのが、これ。



何だか、わかります? 松阪牛のステーキでした! とろけましたよ……。「こんな美味しいものをマクラーレン・ホンダのスタッフは食べてるの?」と尋ねると「まさか!」という返事。



日本食が大好きなフェルナンド・アロンソ様ご一行のため、3食限定の特別弁当なのでした。同じく日本食には目がないジェンソン・バトンには何を出したのか。聞くの、忘れました。