2015.10.28

ロズベルグ、ハミルトンとの話し合いを要求


2015年F1第16戦アメリカGP 勝利をルイス・ハミルトンへ“献上”してしまったニコ・ロズベルグ。決め手となったのは自身のミスだと認めたが、スタート直後の事故には納得していない
(c)XPB Images
 ニコ・ロズベルグはアメリカGPの1コーナーで発生したルイス・ハミルトンとの接触事故について、誤解を解くための話し合いが必要だと感じている。ロズベルグはオースティンでのレース後、終盤のミスによってチームメイトのハミルトンに勝利とタイトルの座を渡してしまったことについて、苛立ちを見せていた。またハミルトンの攻撃的な走りによって、1周目の1コーナーでコースアウトしたことも不当だと考えている。

 ロズベルグの主張は、こうだ。「1コーナーは、かなりクリアな状況だった。僕はコーナーの中盤で先行していたし、この場面では僕の方に権利があったのに彼が突っ込んできて押し出したんだ。ステアリングの感触からして、かなりの衝撃だった。タイヤ同士の接触があったんだから、これは認められない。やりすぎだし、良いことではないよ。前に進んでいくために話し合う必要がある。レースを失ったのは、おもに僕のミスが原因だから、これは別に重要なポイントではない」

 ロズベルグは残り9周の時点でミスを犯したこと、それがアメリカGPの結果を決定づけたことを認めたが「これまで自分には一度もなかったようなこと」だと語っている。さらに「レースであんな負け方をするのは本当に悔しい。厳しい1日だったけれど、(2014年のタイトルを失った)昨年のアブダビのほうが苦しかった。メカニカルトラブルにチャンスを奪われるというのは、今回の出来事よりも耐えがたい。ここでは自分がミスをしたんだという説明がつけられるから、今後もっと良くしていくことができる。それでも(2015年のタイトルを逃したことを)納得して、乗り越えるのは難しい。どうするかって? 家族と話をして、何か他の考えに切り替えていくよ」と付け加えた。

 ロズベルグは来シーズンの話題に触れることは拒否したものの、いつかチャンピオンの座を手にするという信念には迷いがない。

「(アメリカGPで)僕の執念を見ただろう? あと9周というところで失敗があったけれど、それまでは本当にうまくいっていた。見事にトップへ返り咲くことができて、僕はあの場で最速だったんだから、王座への信念は揺るぎのないものだ」

(Translation:Akane Kofuji/オートスポーツweb )

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