2015.07.28
「戦略ミスでなく不運」 ロズベルグのタイヤ選択をチームが説明
2015年ハンガリーGP ニコ・ロズベルグ(メルセデス)とダニエル・リカルド(レッドブル)
(c)XPB Images
ハンガリーGP決勝で、ニコ・ロズベルグの最後のタイヤ交換でソフトコンパウンドではなくミディアムを装着した理由を、メルセデス・モータースポーツのボス、トト・ウォルフが語った。この選択によってロズベルグは勝利のチャンスを失ったと考えられている。
ルイス・ハミルトンとロズベルグはフロントロウを独占したが、スタートでフェラーリ勢に出し抜かれてリードを失い、ミスやアクシデントが重なって最終的にハミルトン6位、ロズベルグ8位と、表彰台にすら登れずに終わった。
レース終盤、バーチャル・セーフティカーが出動した際に行った最後のタイヤ交換でロズベルグはソフトタイヤを選べる状況でありながらミディアムを装着した。
ロズベルグはすでに2種類のタイヤを使用する義務を果たしていたため、最後のタイヤ交換で速さで勝るソフトを選ぶことが可能だった。しかしバーチャル・セーフティカーが導入された後、ピットに入ったロズベルグはミディアムタイヤに交換した。
その後に実際のセーフティカーが出動した後、リスタートでトップのセバスチャン・ベッテルを抜くチャンスが訪れたロズベルグだったが、ベッテルを狙うよりも逆にソフトを装着した後方のダニエル・リカルドに対する防御に専念しなければならなくなり、その挙句に接触が起こって後退した。
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