2015.04.13
【決勝日レポート】
ホンダ密着:完走では喜べない、見せつけられた差
2015年F1第3戦 中国GP 2台ともに完走を果たしたが、当然これがゴールではない
(c)LAT
中国GPレース後のパドックで新井総責任者を取材していたら、「2台完走してよかったね」とチームのゲストから英語で声をかけられた。しかし新井総責任者は、その声にあまり反応することなく、苦笑いしただけだった。
ホンダが2台そろって完走したのは、2008年の最終戦ブラジルGP(11位ルーベンス・バリチェロ、13位ジェンソン・バトン)以来。マクラーレン・ホンダとしては1992年の第14戦ポルトガルGP以来のことだった。レースを終えた新井総責任者に笑顔がなかったことには、理由があった。
「開幕戦から、きちんと走ることを目標にしてきた。きちんと走るという意味は、ただ完走するというのではなく、予選で良いポジションにつけるということ。だから、今回完走できたのは良いことだけど、ここを目指しているわけでもないし、これで満足しているわけにもいきません」
しかし、これまでレースで頻発してきたトラブルが、少なくとも中国GPで発生しなかったことは事実である。
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