2024.07.02

2024年F1第11戦オーストリアGP決勝トップ10ドライバーコメント(1)


2024年F1第11戦オーストリアGP ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)、ダニエル・リカルド(RB)、エステバン・オコン(アルピーヌ)
Other Photo

 2024年F1第11戦オーストリアGPの決勝レースで6位〜10位に入賞したドライバーたちが日曜日を振り返った。6位〜10位のドライバーはニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)、セルジオ・ペレス(レッドブル)、ケビン・マグヌッセン(ハース)、ダニエル・リカルド(RB)、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)だ。

■ピエール・ガスリー(BWTアルピーヌF1チーム)
決勝=10位(71周/71周)
13番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ミディアム

2024年F1第11戦オーストリアGP ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
2024年F1第11戦オーストリアGP ピエール・ガスリー(アルピーヌ)

 これで4戦連続のポイントフィニッシュになり、僕のF1キャリア通算400点目を獲得した。その意味では満足のいく一日だったけど、今日のレースに関してはいくつかの部分で改善が必要なのは確かで、そのために詳細なレビューをするつもりだ。

 僕はずっとポイント圏内で争っていた。スタートは完璧ではなく、その後はリカバリーに全力を傾けた。2台のハースは僕らよりわずかに速かったと思うし、終盤にはダニエル(・リカルド)と接戦になったものの、DRSトレインの中にいたので抜くまでには至らなかった。今日のところは1ポイントでよしとするよ。それでも、4戦続けてポイントを獲れたことは、性格の異なるサーキットでも一貫した成績を得ていることの証拠だ。

 実際、僕らはこのパッケージに関する自信を深めつつあり、それはこうしてプッシュし続け、クルマのパフォーマンスを高め続けるためのモチベーションにもつながる。これからもひとつひとつのレースで全力を尽くし、自分たちのできることに集中していくつもりでいるし、いま僕らが乗っている軌道に大いに満足している。さて、次はシルバーストンだ!

■ダニエル・リカルド(ビザ・キャッシュアップRB F1チーム)
決勝=9位(71周/71周)
11番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ハード

2024年F1第11戦オーストリアGP ダニエル・リカルド(RB)
2024年F1第11戦オーストリアGP ダニエル・リカルド(RB)

 タフなレースだった。とくに僕たちはディフェンスに徹していたから、集中力と努力が必要だった。

 アウトサイドからスタートを切って、調子も良かったのだけど、その後スペースがなくなってワイドにならざるを得なくなり、そこでいくつかポジションを落としてしまったんだ。レースが落ち着いてからはうまくできたと思うよ。

 チームはアルピーヌ勢の前に出る有効な戦略をとり、実際に良い仕事をしてくれた。僕としては最後のスティントでフェルナンド(・アロンソ/アストンマーティン)やピエール(・ガスリー)に対して良いディフェンスができたと思う。

 今週は(15位に終わった前戦)バルセロナからステップを踏み出す良い週末になった。いつかのポイントを持ち帰ることができて嬉しいよ。

 僕たちはすでに次のシルバーストンに向けてまた一歩前進しようとしている。ポイントを獲得する戦いに加わるためにね。

■ケビン・マグヌッセン(マネーグラム・ハースF1チーム)
決勝=8位(71周/71周)
12番グリッド/タイヤ:ソフト→ハード→ハード

2024年F1第11戦オーストリアGP ケビン・マグヌッセン(ハース)
2024年F1第11戦オーストリアGP ケビン・マグヌッセン(ハース)

 スムーズな週末だった。2回の予選セッションで一度もトラフィックに引っかからなかったし、レース中の2度のピットストップ、そしてレース戦略も完璧で、あらゆる点で文句なしだった。

 シルバーストンは僕らにとっては難しいコースだから、これと同様の成績は期待できないと思う。でも、これでコンストラクターズ選手権では7位に浮上したわけだから、チームの一員として本当にうれしいよ。

■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング)
決勝=7位(71周/71周)
8番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ミディアム

2024年F1第11戦オーストリアGP セルジオ・ペレス(レッドブル)
2024年F1第11戦オーストリアGP セルジオ・ペレス(レッドブル)

 今日、この順位にいることが本当に残念だ。レースはとても良いスタートを切ることができたからね。

 1周目にダメージを受けてしまい、マシンがスライドするようになってドライビングが苦しくなった。ダメージのせいでバランスが崩れてしまったんだ。また、ピットレーンに入る際にミスをしてしまい5秒ペナルティを受け取ってしまった。これがレース終盤に向けて僕を妨げるものになった。

 このレースを振り返ると、すべてを慎重に分析する必要があることがいくつもある。レースペースについては昨日の反省を生かし、かなり良い改善ができたと思う。だからこそ今日のレースペースには疑問符がつくんだ。全体的にパフォーマンスが足りなかったせいで、とても難しく苦労するレースになった。

 次の週末は、しっかりとしたクリーンなレースを見せられることを願っている。(シーズンは)まだ多くのレースが残っているので、今週末の問題をすべて解決して前に進めるようにしたい。シルバーストンへ向かうよ。

■ニコ・ヒュルケンベルグ(マネーグラム・ハースF1チーム)
決勝=6位(71周/71周)
9番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ハード

2024年F1第11戦オーストリアGP ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)
2024年F1第11戦オーストリアGP ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)

 すごいレースだった。特に最終盤の緊迫した争いはね。最後の2周は本当にやっとのことで(セルジオ・)ペレスを抑えきった。実際、一度は真横に並ばれながら、ターン3への進入でわずかに彼を先行させ、そこでDRSを得たのが功を奏して、また彼の前に出ることができたんだ。とてもハッピーだよ。

 このチームとしてのダブルポイントには、ものすごく大きな意味がある。僕自身、これほどのチームパフォーマンスは予想していなかった。この成績によって、僕らがどんな種類のサーキットでも、中団グループでは競争力があって戦えることが証明されたと思う。これほどうれしいことはないね。



(autosport web)

最新ニュース一覧

2024-07-04更新

最新PHOTO一覧






|TOP|NEWS|