2024.06.28

【有料記事】
サインツとルクレール、バルセロナで接触した一件「一緒に話し合ってすべて解決した」


(c)XPB Images
 バルセロナで序盤にフェラーリのカルロス・サインツがオーバーテイクの動きを取ったことにシャルル・ルクレールが苛立ちを見せたことで、ティフォシとイタリアのメディアは沸き立った。ルクレールは、チームメイトに対してあからさまに腹を立てていた。サインツは、ルクレールの言葉に直面して自身の行動を弁護せざるを得なかったが、ルクレールがそのことについて公に話したことを、それほどよく思っていないことは明らかだった。

 いつものように、ふたりのドライバーは非公開の場でこの問題について話し合った。そしてレッドブルリンクでは統一戦線を張り、彼らの間に問題はないこと、そして2021年の初めからずっと平和で建設的な関係が続いていることを強調した。

 サインツは、次のように語った。「シャルルとのことは、初めての衝突ではなかったし、最後の衝突でもないだろう。なぜなら僕たちは、毎年1、2回は危うい状況になると思うからだ。ふたりのドライバーが24レースにわたって同じアスファルトを共有するのは、まったく正常で自然なことだ。僕たちはいつも1番と2番、2番と1番、4番と5番、5番と6番といったグリッド順からスタートしている。スタートがあり、戦略があり、オーバーテイクがある。そしてチームにとって幸運なことに、彼と僕のような競争心の強いふたりが毎レース同じアスファルトを共有しているので、常に小さな衝突が起こる」
■regist■
 サインツはまた、次のように明言した。「もちろん、衝突は最小限に抑えたい。そして重要なのは、シャルルとの4年間の関係は常に良好だということだ。いつも自分たちだけでこうした小さな問題を解決してきた。チーム代表の助けを借りずに、いつも互いに話し合いをしてきたんだ。時々、問題をメディアから遠ざけたいと思うことがある。それは僕たちのどちらの役にも立たないからだ。そしてこれはおそらく最大のミスだ。でもそれ以外では、僕たちは最善を尽くしている」

 最後のコメントは、あの動きについてルクレールがメディアに不満を漏らしたことに対する軽い皮肉だったのは明らかだ。しかしルクレールは、彼らの間では何も変わっていないことに同意した。「なぜなら僕たちはお互いに会って日曜日の夜に同じ飛行機で帰国した。すべて順調だ。いつものように話し合いをした。外から見るといつも問題は大きく見えると思うが、僕たちは長年にわたって互いをよく知っているので、レース後に緊張が生じることは分かっている。僕たちはふたりともかっとなって、互いに失望したが、その後一緒に話し合ってすべて解決している。だから、僕たちの今後の関係についてはまったく心配していない」

 ルクレールは次のように語った。「少々緊張をはらんだ出来事やレースが1回あっただけだ。それは過去にもあったし、これが最後ではないかもしれないが、その間もずっと僕たちは互いに話し合うことで解決してきた。その後はすべて順調にいっている。これはまったく同じことなので、僕は何も心配していない」

(Grandprix.com/Translation: AKARAG)

最新ニュース一覧

2024-06-28更新
2024-06-27更新
2024-06-25更新
2024-06-24更新

最新PHOTO一覧






|TOP|NEWS|