【】フェルスタッペン、スプリント4位「VSCでチャンスを失ったのは残念だが、トップ争いする速さがあったことは嬉しい」
11月3日
2024年F1サンパウロGP(ブラジルGP)の土曜スプリントで、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは4位、セルジオ・ペレスは8位を獲得した。
フェルスタッペンは4番グリッドからミディアムタイヤでスタート、4番手を走行し続けた後、18周目にシャルル・ルクレール(フェラーリ)をかわして3番手に上がった。前を行くマクラーレン勢にフェルスタッペンが迫るなか、ドライバーズ選手権を考慮して、首位のオスカー・ピアストリがランド・ノリスとポジションを交換。その直後に、ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)のリタイアによるバーチャル・セーフティカー(VSC)が導入された。
終盤、イエローフラッグからVSC導入となったため、フェルスタッペンはマクラーレン勢に挑むことができず、VSCが解除された最後の1周ではオーバーテイクはできず、3位でフィニッシュ。さらに、VSC中の最低タイムより0.63秒速く走ったとして、5秒のタイムペナルティが下り、4位に降格された。
ペレスは13番グリッドからミディアムタイヤでスタートし、アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)、ヒュルケンベルグ、オリバー・ベアマン(ハース)、リアム・ローソン(RB)らをかわしてポジションを上げ、最終ラップにファステストラップを記録して、8位でフィニッシュした。
■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
スプリント 4位(24周/24周)
4番グリッド/タイヤ:ミディアム
今日、予選が実施されず、午後に走行できなかったのは残念だった。
スプリントではペースがとても良かった。でもDRSトレインに引っ掛かってしまい、辛抱強くレースするしかなく、あまりポジションを上げられなかったのが残念だ。
ターン3をうまく立ち上がって、(ルクレールを)抜くことができた。その後、前のグループと戦えると思っていたが、残念ながら周回数が足りず、イエローフラッグも出た。
ペナルティを受けたのは残念だ。それでも僕にとってはとてもポジティブなレースだった。ペースが良かったからね。トップ争いに加わることができたのはいいことだ。最近のレースではそれができなかった。
今の時点では、天候の予想がつかず、明日何が起こるか分からない。とてもタイトな戦いになるだろうが、明日もポジティブな一日を過ごせるといいね。
(走行後の会見で語り)シャルルを追い抜いてマクラーレン勢との差を縮めていた。でも残念ながらVSCが導入されたことで、僕たちのレースは終わった。
■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング)
スプリント 8位(24周/24周)
13番グリッド/タイヤ:ミディアム
最速ラップ記録(1分11秒678)
ブレーキングなど、まだ改善すべき点はいくつかあるけれど、全体的に今日は良いペースを発揮できた。
終盤にVSCが導入されたのは残念だった。それがなければ、前のアルピーヌをつかまえることができたと思う。
マシンに満足できたのは久しぶりだ。今回はとても競争力が高いから、予選とレースでさらにプッシュして、週末を良い形で締めくくりたい。マクラーレン勢はとても強そうだ。でも明日、僕たちも表彰台争いに加わることができると思う。
今日は雨とコンディションの影響で、予選を行うことができなかった。本当に残念だ。明日は問題がなくなって、ブラジルのファンのために走れることを願っている。
(autosport web)
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