【】演じたのは僚友対決のみ。表彰台が遠かったメルセデス「課題はトラクション」と代表/F1第20戦決勝
10月28日
2024年F1第20戦メキシコシティGPの決勝で、メルセデスのルイス・ハミルトンは4位、ジョージ・ラッセルは5位でレースを終えた。
この週末は、FP1でラッセルがトップタイムを記録したものの、それ以降は目立った速さを日せることができなかったメルセデス陣営。
迎えた決勝は2台ともに3列目からスタートし、ハミルトンがスタートでラッセルをパス。以降は、ペースが下がってきたハミルトンをラッセルがオーバーテイクし、、さらに後半にはマシンのダメージで手負いのラッセルをハミルトンが抜き返すなど、終始チーム内バトルを繰り広げた。
結果的に、20秒のタイムペナルティを課されたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)に対してはポジションを上げられたものの、表彰台争いには一歩及ばずのペースで2台は71周を周回した。
この状況について、チームのトト・ウォルフ代表は「現時点では4位と5位が私たちのマシンの順位だ」と語る。
「全体的に、トラクションが求められるサーキットでは、最前線にいるドライバーたちと競争することは厳しいようだ」
「これからの最後の数レースは、さまざまなことをテストしながら、来年に向けてできるだけ強いポジションに立つための良い機会にしていきたい」
■ルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
決勝=4位(71周/71周)
6番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
「今週末、最終的には前進し、チームに良いポイントをもたらしたと思う」
「最初のスティントでは、それほどレーシーな感触は得られなかった。マシンのフロントのダウンフォースが足りず、アンダーステアに悩まされていたんだ。だが、2回目のピットストップでバランスを改善でき、ペースも良くなった」
「ただ、最初のスティントでそのスピードを楽しめたとしても、表彰台を狙う上位陣に挑むペースはなかっただろうね。インテルラゴス(ブラジルGP)までにマシンを改善して、フェラーリとマクラーレンと戦えるといいね」
■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
決勝=5位(71周/71周)
5番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
「最初のスティントは好調だったが、2回目のスティント開始時、ピットタイミングを遅らせていたマクラーレンのオスカー・ピアストリを追い抜いた際にバンプにぶつかり、フロントウイングにダメージを受けてしまった」
「パフォーマンスの面では1周あたりコンマ2秒ほどのロスがあったのは確かで、少し残念だ。マシンのダメージがなかったとしても、表彰台を狙えるほどのスピードはなかっただろう」
「総合的に見て、今日のチームとしては4位と5位が相応しい位置で、レース前に考えていたよりも少しだけ良い位置で終えられたのかもしれない」
「レッドブルとの差も縮まっているが、フェラーリとマクラーレンがさらに進歩しているのは明らかだ。最前線で戦いたいので、改善に向けて引き続き努力する」
(autosport web)
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