【】リカルド13位、接触&ペナルティ消化中のチームのミスで合計15秒加算「いずれにしても入賞できる速さはなかった」
9月3日
2024年F1イタリアGP決勝で、RBのダニエル・リカルドは13位という結果だった。
12番グリッドから1ストップで走行。1周目にひとつ順位を上げたが、ターン8へのアプローチでニコ・ヒュルケンベルグをコース外に押し出したとして、5秒のタイムペナルティとペナルティポイント1を科された。
唯一のピットストップを11周目に行い、ミディアムタイヤからハードタイヤに交換する際に、ペナルティを消化。しかし5秒のタイムペナルティを消化し終わる前に、メカニックがマシンに触ったことが判明し、リカルドはさらに10秒ペナルティを科された。
スチュワードは次のように説明している。
「3号車がピットボックスに停止した際、右フロントのひとりのメカニックが車両に触れ、その後、手を離したことが確認された。マシンは義務であるタイムペナルティを消化したが、レギュレーションでは、車両に『触れる』ことは、『車両の作業を行うこと』とみなされると規定されている」
「車両に触れたことを除けば、元のタイムペナルティは消化されたものの、正しく消化されなかったとスチュワードは考え、『車両への作業』という違反に関して、新たなペナルティを適用する」
リカルドはフィニッシュ後に10秒が加算されて、13位という結果になった。
チーム代表ローレン・メキースは「我々がペナルティを正しく実行しなかったために、ダニエルはさらに10秒のタイムペナルティを受けた」と語った。
「このシナリオにおける手順を見直し、今日のミスから学ぶ必要がある。このようなことは時には起こる。今シーズン、ピットクルーは概して素晴らしい作業をしている」
「ダニエルがペナルティを受けなかったとしても、ポイント圏内でフィニッシュすることは難しかったという事実を隠すことはできない。中団の先頭に戻るには、パフォーマンスの向上が不可欠だ。バクーに行く前に、ここで収集したデータの分析に注力する」
■ダニエル・リカルド(ビザ・キャッシュアップRBフォーミュラ1チーム)
決勝=13位(53周/53周)
12番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
結局のところ、今日の僕たちは、ペナルティがなかったとしても、速さが不十分だった。努力したし、序盤にはホイール・トゥ・ホイールのレースを楽しんだ。でもターン8でニコと接触してしまった。
レース後に彼と話した。僕としてはスペースがあったと思っていたけれど、接触が起きたということは彼に十分なスペースを与えていなかったのだと感じ、謝罪した。
ハードにレースをしている時はタフな状況だ。わずかなマージンが違いを生む。
その後、マシンの感触には問題はなく、できる限り力を尽くしてプッシュした。金曜午後から今日まで、マシンの力を最大限引き出そうと努力した。
個人的には、今週末にはそれまでよりはるかに良い感触を持った。ポイント獲得に近づけたしね。
(autosport web)
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