【】ボッタス「パフォーマンスは過去2、3戦よりいい。この方向で改善を続けるしかない」:キック・ザウバー F1第13戦決勝
7月23日
2024年F1第13戦ハンガリーGPの決勝レースが行われ、キック・ザウバーのバルテリ・ボッタスは16位、周冠宇は19位でレースを終えた。
■バルテリ・ボッタス(ステークF1チーム・キック・ザウバー)
決勝=16位(69周/70周)
12番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ハード
それに乗じてポジションを上げていけるような出来事が、僕らの周りではあまり起きなかった。ブルーフラッグのタイミングに関して、ちょっと不運だったことが何度かあって、そのせいでタイムを失ったのは確かだけど、最大の問題はレースペースが良くなかったことにある。実力でトップ10に食い込めるほどの速さはなく、しかも中団の争いでは大きな波乱もなかったので、どうすることもできなかったんだ。
レースの序盤は悪くなかった。ただ、全体が少し落ち着いてからは、VCARBのペースについて行けなかった。タイヤのオフセットを作って終盤にアドバンテージを得ようと、最初のストップをかなり遅らせたものの、やはりここではタイヤにアドバンテージがあっても順位を上げるのは難しかった。
とはいえ、この週末のパフォーマンスは、過去2、3戦と比べれば良くなっていた。アップグレードが効いているのは確かで、それはスパでも変わらないはずだ。この方向で改善を続けていくしかない。チームも進歩しているが、もう一歩前へ進むために、一致団結してプッシュし続ける必要がある。
■周冠宇(ステークF1チーム・キック・ザウバー)
決勝=19位(69周/70周)
18番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ハード
この週末、僕らの1周のペースが正しい方向へ進歩していることが証明された。ただ、レースペースについては、同様の成果は見られなかった。
僕のレースは、最初のピットストップを終えた時点で損なわれてしまった。直接のライバルたちをカバーしつつ、バルテリ(・ボッタス)を守るために早めにピットに入ったのだが、それが狙い通りに機能しなかったんだ。結果として、僕はタイヤのマネージメントを強いられ、それからは孤独で退屈なレースになった。バルテリのクルマに投入された新しいアップグレードパッケージは進歩の兆しを見せたが、僕らは燃料が重い状態で苦戦し、どちらにもポイント圏内に浮上するチャンスは訪れなかった。
現時点で何よりも重要なことは、チームとして動揺せずにモチベーションを保つことだ。夏休み明けに2台にアップグレードパッケージが入った段階で、さらに多くを学んで理解を深める必要がある。新たなスタートを切ってライバルとの差を詰め、より高い競争力を発揮できるようになるためにね。
(autosport web Translation:Kenji Mizugaki)
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