2024年F1第10戦スペインGP 優勝したマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が祖母と喜びを分かち合う

【】勝者フェルスタッペン「早々にラッセルを抜いたことが鍵。マクラーレンほど強くなかったが、全員でベストな仕事をした」

6月24日

 2024年F1スペインGP決勝で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは今季7勝目を挙げた。セルジオ・ペレスは8位だった。

 2番グリッドのフェルスタッペンと、スタートが悪かったポールシッター、ランド・ノリス(マクラーレン)がポジション争いをしている間にジョージ・ラッセル(メルセデス)がトップに浮上。フェルスタッペンはノリスの前の2番手を維持、3周目にはラッセルをかわして首位に立った。その後は、2回のピットストップ直後を除いてレースをリード。終盤は、スティントの長さにおいて異なる戦略を採ったノリスが、後方から差を縮めてきたものの、フェルスタッペンは2.219秒差で首位を守った。

マックス・フェルスタッペン(レッドブル)とジョージ・ラッセル(メルセデス)
2024年F1第10戦スペインGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル)とジョージ・ラッセル(メルセデス)

 ペレスは予選で8番手を獲得した後、カナダGPでのペナルティにより11番グリッドからスタート。3回ストップで走り、大きく順位を上げることはなかったが、8位でポイント獲得を果たした。

■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
決勝=1位(66周/66周)
2番グリッド/タイヤ:ソフト→ミディアム→ソフト

マックス・フェルスタッペン(レッドブル)とランド・ノリス(マクラーレン)
2024年F1第10戦スペインGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル)とランド・ノリス(マクラーレン)

 すべてのことをうまく実行した。バルセロナで勝つことができて本当にうれしい。2周でトップに立てたことで、レースがうまくいった。チームは素晴らしい仕事をしてくれて、アグレッシブな戦略を採り、すべてのことについて正しい判断をした。

 オーバーテイクをしてトップに立った後は、かなりディフェンシブな戦略を採らなければならなかった。最後まで全力でプッシュする必要があった。

 僕たちはペースが少し足りず、今日はタイヤの面でマクラーレンの方が優れていた。この点を調べて、改善に取り組む必要がある。

 後方のランドが全力でプッシュして僕に追いつこうとしていたので、僕の方もプッシュしなければならなかった。

 僕たちはパフォーマンスを最大限に発揮し、タイヤの管理をできるだけうまくやれるようになる必要がある。とはいえ、勝利を持ち帰ることができたのは素晴らしいことだ。チームとして今日はとても良い働きをした。強さを発揮し、ミスを全くせず、ピットストップでも今年ここまでの最速を記録した。それも素晴らしいことだよ。つまり、全体的に強力な週末だったと言っていいだろう。

優勝したマックス・フェルスタッペン(レッドブル)
2024年F1第10戦スペインGP 優勝したマックス・フェルスタッペン(レッドブル)

■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング)
決勝=8位(66周/66周)
11番グリッド/タイヤ:ソフト→ソフト→ミディアム→ソフト

 今日はペースで少し苦しみ、ファーストスティントでは、他のマシンをオーバーテイクするのが本当に難しかった。DRSトレインのなかで走り、ダーティエアのなかにいて、タイヤを管理する必要があったんだ。

 それが僕たちのレースを台無しにしたと思う。ソフトタイヤではバランスに問題があり、それによって、予想していた以上に困難になった。

 3回ストップ戦略に切り替えて走った。スタートポジションを考えれば、今日は何とか最大限の結果を守り切ることができたと思う。

 一番の問題は土曜日だった。今週末は、少なくとも僕に関しては、マシンのポテンシャルを最大限に活用することができず、とてもがっかりしている。マックスは今日、素晴らしい仕事をして、勝利をつかんだ。

 今週末、僕は、今後に向けて良い学習をした。次のオーストリアではもっと高い競争力を発揮し、より強い状態で戦えることを願っている。とても競争が激しいシーズンだから、チームが完璧な週末を実現するための手助けをする必要があるからね。

セルジオ・ペレス(レッドブル)
2024年F1第10戦スペインGP セルジオ・ペレス(レッドブル)



(autosport web)