2021年F1第18戦メキシコGP セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)

【】【F1第18戦無線レビュー】ペースもタイヤも問題なし。ハミルトン追撃態勢に入ったペレス「エンジンはどう?」

11月10日

 2021年F1第18戦メキシコGPではレッドブルの有利が予想されるなか、メルセデスがフロントロウに並んだ。しかし決勝レースではマックス・フェルスタッペンがスタート直後に首位に浮上し、その後ろではルイス・ハミルトンとセルジオ・ペレスが2位を巡って最後まで接戦を振り広げる展開に。メキシコGPを無線とともに振り返る。

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 レッドブル・ホンダの優位が予想されたメキシコGPだったが、予選ではメルセデス2台がフロントロウを独占するというまさかの結果に終わった。

 しかし決勝レースでは、3番手スタートのマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がターン1までに2台を抜き去り、首位に立った。フェルスタッペンの担当エンジニア、ジャンピエロ・ランビアーゼが思わずこう口にした。

ランビアーゼ:素晴らしい。その言葉しかない

2021年F1第18戦メキシコGP スタートシーン
2021年F1第18戦メキシコGP スタートシーン

 ポールシッターのバルテリ・ボッタス(メルセデス)はスタート直後にダニエル・リカルド(マクラーレン)に追突され、スピン。早々に戦線離脱した。セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)はからくもコース外に出て、難を逃れた。

ボッタス:誰かが後ろからぶつかってスピンした
ペレス:ボッタスにぶつかったバカは誰だ? 僕もほとんどやられるところだった!

ダニエル・リカルド(マクラーレン)&バルテリ・ボッタス(メルセデス)
2021年F1第18戦メキシコGP 1周目、ターン1でリカルドが前を走るボッタスに接触。ボッタスはスピンを喫した