【】リカルド、ローソンとの交代の噂は「ここに来て言われるまで知らなかった」と無関心。他チームとの交渉も否定
6月28日
RBのダニエル・リカルドはオーストリアで、リザーブドライバーのリアム・ローソンと交代させられる可能性について多くの質問に直面したが、彼はそのことに無関心な様子のようだ。
レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、日々行っているインタビューのひとつのなかで、リカルドの状況にスポットライトを当てた。マルコは、セルジオ・ペレスがレッドブルにあと2年所属することが確定し、リカルドをRBに留めておくことに意味がなくなったので、ローソンはすぐにでもマシンに乗るべきだと主張したのだが、リカルドはそうした話に関心を示さなかった。
リカルドは次のように語った。
「僕は物事を読み取らないでいることがとても上手くなった。実は、ここに来て言われるまでそのことは知らなかった。僕はそれについて何とも感じていない。このスポーツで最も重要なのはパフォーマンスであり、それがすべてだと今でも理解している。そのことが、僕がここに残る最高のチャンスを与えてくれるとわかっている。僕の笑顔やなんかではない。コース上でのことだ」
「もちろんサマーブレイクまではいいチャンスがある。とは言え、それが期限だとは思っていないが、それでもシーズンの前半戦はそのように見るものだ」
ローソンがイモラで2年前のアルファタウリでテストを行った際、リカルドはそのテストを重視していなかったという。
「しばらく前から計画されていたと思うが、いずれにせよ、リアムが100%素晴らしいテストを行ったとしたら、それはリアムにとってよいことだ。僕はそのことをコントロールできないし、彼の失敗を願うこともない。僕は今レースシートにいるから、できることはコントロールできるように、全力を尽くさないといけない。ここでいい結果を出し、シルバーストンでも結果を出せば、物語は変わると思う」
「もちろん、それを自分のものにして、自分に何ができるか熟知しなければいけないと思う。モントリオールでの予選5番手は、ヘルムートを笑顔にしたと確信している。あともう何回かそうできれば、彼はきっと笑顔になると思う。今もパフォーマンスに重点が置かれているので、そこに集中し続けていく」
興味深いことに、リカルドは他のチームと話をしていないことを認めた。
「頑固になったり傲慢になったりするつもりはないが、他の場所は探していない。前に言ったように、ファミリーに戻れるのは本当に楽しい。ヘルムートから少し突かれることを妙に楽しんでいるのは、それが僕に気合を入れ、最高のものを引き出そうとする方法でもあると思うからだ。手短に言えば、ノーだ」
(Grandprix.com)