【決勝日コメント】
ローソン、接触直前にギヤボックスに問題発生「すぐにガスリーに謝りに行った。彼が無事であることが何より重要」
2026年F1第4戦マイアミGPの決勝レースが行われ、ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チームのリアム・ローソンはリタイア、アービッド・リンドブラッドは14位でレースを終えた。
ローソンはミディアムタイヤで11番手からレースをスタートした。しかし6周目、ターン17でローソンの右フロントタイヤとピエール・ガスリー(BWTアルピーヌF1チーム)の左リヤタイヤが接触。アウト側からのオーバーテイクを試みたガスリーのマシンは1回転し、タイヤバリアにリヤタイヤを乗せる形でマシンが止まる事態となった。
レース後、マイアミGPのスチュワードはローソンとガスリー、双方のチームの代表者らから聞き取り調査を行い、ポジショニング/マーシャルシステム、車載カメラの映像、テレメトリー、チーム無線などを見直した。その結果、追い抜こうとしていたガスリーはターン17のエイペックスの手前でローソンに先行していて、前に出る権利があったことが明らかになった。
一方ローソンは、接触直前のブレーキング時に、ギヤボックスの故障という技術的な問題が発生したと説明。スチュワードは車載データとテレメトリーを検証し、接触直前にギヤボックスに問題があったことを確認した。したがってスチュワードは、衝突を回避するためにできることはなかったというローソンの説明を受け入れ、またギヤボックスの問題発生を予測することも不可能だったと判断。接触の原因は、ドライバーのミスではなく技術的な問題であると結論づけた。
チームメイトのリンドブラッドも、16番手からミディアムタイヤでレースをスタートした。1周目にひとつ順位を上げ、ローソンらのリタイアによりセーフティカー(SC)ラン中には12番手まで浮上。14番手まで後退して28周目にピットストップを行ってハードタイヤに交換すると、リンドブラッドは16番手でコースに復帰し、14位でフィニッシュした。
■リアム・ローソン(ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム)
決勝=DNS(6周/57周)
11番グリッド/タイヤ:ミディアム

「マイアミでの週末は厳しいものだった。ギヤボックスに問題が起きたが、これまで僕たちが経験したことのないものだった。そのせいでマシンのコントロールを失い、最終的にピエールと接触してしまった。この接触で彼のレースは終わり、僕たちのマシンもリタイアしなければならなかった。非常に悔しい」
「レース後すぐにピエールに会いに行き、謝罪した。彼が無事だったことが何より重要だ」
「力強いスタートをして、順位も大きく上げていたので、このような形でレースが終わり残念だ。この2週間でリセットし、今回の学びを活かしてカナダGPに臨むつもりだ。本当に楽しいトラックだからね」
■アービッド・リンドブラッド(ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム)
決勝=14位(56周/57周)
16番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード

「今週末は走行距離が限られていることを考えると、難しいレースになりそうだとわかっていた。第1スティントでは苦労して、ミディアムタイヤでのペースはよくなくて、グリップもほとんどなかった。ハードタイヤに交換したらすぐに乗り心地がよくなって、マシンもドライブしやすくなり、ペースも確実に向上した。今週末のすべてのことを徹底的に分析し、学び続けていくつもりだ」
「チームは今週末、難しい状況のなかで最善を尽くし、本当に素晴らしい仕事をしてくれた。全体的に、今のところマシンを運転するのはとても楽しいし、次の新しいサーキットでのレースが楽しみだ」