2026.03.28

【予選日レポート】
アントネッリが2戦連続のPP獲得。フェルスタッペンQ2敗退の衝撃【予選レポート/F1日本GP】


2026年F1第3戦日本GP アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)とポールポジションアワードのプレゼンター琴櫻関
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 3月28日、2026年F1第3戦日本GPの予選が三重県の鈴鹿サーキットで行われ、アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)が2戦連続/自身2度目となるポールポジションを獲得した。

 2番手はジョージ・ラッセル(メルセデス)、3番手はオスカー・ピアストリ(マクラーレン)となった。

 予選は気温16度、路面温度32度、湿度57パーセント。ホームストレートに対し向かい風の風速3.3m/sというコンディションで予選Q1は開始された。

■Q1:ルクレールが最速。アロンソは2.731秒遅れの21番手

 18分間のQ1。シャルル・ルクレール(フェラーリ)が最初のアタックで1分30秒078をマークして暫定首位につける。この時点での2番手オスカー・ピアストリ(マクラーレン)に0.360秒もの大差を築き、ルクレール&フェラーリが好調ぶりを見せつける。

 ただ、セッション中盤に最初のアタックに入ったアントネッリが1分30秒035を記録。ルクレールを0.043秒上回り、暫定首位の座を奪う。

 アントネッリの後ろからラッセルが最初のアタックに入るが、このラップは1分30秒631。直前にタイムを記録したアントネッリから0.596秒離されてしまう。

 セッション残り5分という終盤、ルクレールは最初のアタックで使用したタイヤのまま2アタック目に入り、1分29秒915。アントネッリを0.120秒上回り首位の座を奪還する。

 2度目のアタックに入ったラッセルは0.052秒ルクレールに届かず2番手に。上位勢は早々にピットに戻ったこともあり、ルクレールがQ1最速、2番手ラッセル、3番手アントネッリというオーダーでQ1はチェッカー。

 ホンダ・パワーユニットを搭載するアストンマーティンはランス・ストロールが暫定21番手、フェルナンド・アロンソが暫定22番手で最後のアタックに臨んだ。アロンソは最後のアタックで1分32秒646を叩き出し、ストロールを上回るも、キャデラック勢には届かず。

 アロンソはトップから2.731秒遅れ(Q2進出の16番手フランコ・コラピント/アルピーヌからは1.715秒遅れ)の21番手、ストロールはトップから3.005秒遅れ(16番手からは1.989秒遅れ)の22番手で予選を終えた。

 Q1敗退は17番手アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)、18番手オリバー・ベアマン(ハース)、19番手セルジオ・ペレス(キャデラック)、20番手バルテリ・ボッタス(キャデラック)。そして21番手アロンソ、22番手ストロールの6台となった。

フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
2026年F1第3戦日本GP フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
2026年F1第3戦日本GP ランス・ストロール(アストンマーティン)

■Q2:フェルスタッペンに異変。リンドブラッドに届かず11番手

 続く15分間のQ2。メルセデス、フェラーリらはユーズドタイヤでコース入り。ただ路面が29.5度とわずかに下がった影響もあってか、アントネッリが1分29秒774をマーク。ルクレールが記録したQ1最速タイムを易々と上回る。

 そして残り9分というところでピアストリがニュータイヤで1分29秒451をマーク。アントネッリを0.323秒上回り、暫定首位の座を奪う。

 なお、ラッセルの最初のアタックはシケインでタイムロスがあり、最初のアタックはアントネッリに0.343秒の暫定6番手と出遅れる。

 そのラッセルはタイヤを替えると早々に2度目のアタックに入り1分29秒767。この時点でピアストリから0.316秒遅れ、3番手アントネッリを0.007秒上回る暫定2番手だった。

 残り3分、ルクレールがニュータイヤで1分29秒303を記録、ピアストリを0.148秒上回って再び首位に浮上しチェッカー。そのままルクレールがトップでQ2終了かと思われたが、ニュータイヤを履いたアントネッリが1分29秒048を叩き出し、ルクレールに0.2355秒もの大差をつけてQ2を首位で終えた。

 2番手はルクレール、3番手ピアストリ、4番手ハミルトン、5番手ラッセル、6番手ランド・ノリス(マクラーレン)、7番手ピエール・ガスリー(アルピーヌ)、8番手ガブリエル・ボルトレート(アウディ)、9番手アイザック・ハジャー(レッドブル)、10番手アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)までがQ3進出。

ガブリエル・ボルトレート(アウディ)
2026年F1第3戦日本GP ガブリエル・ボルトレート(アウディ)

 昨年の日本GPウイナーであるマックス・フェルスタッペン(レッドブル)はリンドブラッドに0.153秒届かず11番手となり、Q3進出が叶わずに終わった。フェルスタッペンは無線で「予選になってから何かが悪くなってるね。リヤが跳ねてドライビングし辛いよ」と、チームに伝えている。

 Q2敗退は11番手フェルスタッペン、12番手エステバン・オコン(ハース)、13番手ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)、14番手リアム・ローソン(レーシングブルズ)、15番手コラピント、16番手カルロス・サインツ(ウイリアムズ)の6台となった。

マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
2026年F1第3戦日本GP 予選Q2で敗退したマックス・フェルスタッペン(レッドブル)
2026年F1第3戦日本GP マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)
2026年F1第3戦日本GP アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)

■Q3:アントネッリが前戦に続くポールポジション獲得

 ポールポジションを決める最終Q3は今季より13分間のセッション。Q3開始時点で気温は27.9と、Q2からわずかに下がっていた。

 まずはメルセデス勢からアタックに入り、アントネッリが1分28秒778を叩き出しトップに浮上。ラッセルは0.298秒遅れの2番手と、またしてもアントネッリの後塵を排する。

 最初のアタックは3番手ピアストリ、4番手ノリスのマクラーレン勢、5番手ルクレール、6番手ハミルトンのフェラーリ勢と、上位勢はチーム順に並んでいた。

 そうして迎えた最終アタック。全車がニュータイヤを履くなか、アントネッリの最終アタックはセクター3で全体ベスト更新も、タイム更新ならず。さらに、ラッセル、ピアストリ、ノリス、ハミルトンもタイム更新ならず。

 そんななか、ルクレールがセクター1全体ベストを更新。ただ、スプーンカーブ立ち上がりでわずかにタイムロスを喫してしまう。

シャルル・ルクレール(フェラーリ)
2026年F1第3戦日本GP シャルル・ルクレール(フェラーリ)

 そのままアントネッリの牙城は崩れず、F1参戦2年目、19歳のアントネッリが前戦中国GPに続く、自身2度目のポールポジションを獲得。2番手は0.298秒差のラッセル、3番手は0.354秒差のピアストリとなった。

 以下、4番手ルクレール、5番手ノリス、6番手ハミルトン、7番手ガスリー、8番手ハジャー、9番手ボルトレート、10番手リンドブラッドとなった。

 2026年F1第3戦日本GP、53周の決勝レースは29日の日本時間14時にスタートが切られる予定だ。

アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)


(Text:Takahiro Kawano / autosport web)

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