2026.03.27

「ウイリアムズの問題は重量だけではない。何か奇妙なことが起きている」多数の課題を抱えるチームの現状にアルボンは困惑


2026年F1第3戦日本GP アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)
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 ウイリアムズのアレクサンダー・アルボンは、F1第2戦中国GPでの失望的なパフォーマンスについて語るなかで、現在のチームが抱える問題の深刻さをうかがわせる見解を示した。アルボンは、「重量のせいにして隠れることはできない」と説明している。

■バランスとダウンフォースにも課題

 チームは中国GPで、2台に異なるセットアップを試していたが、アルボンのマシンは結果的に競争力で劣る仕様となり、スプリント予選では苦戦を強いられた。SQ1敗退という不本意な結果を受けて、チームはマシンのセッティング変更を決断し、その影響でアルボンはピットレーンスタートとなった。

 しかし新たな仕様でも改善は見られず、アルボンはスプリントを16位で終えることになった。後方には問題を抱えているアストンマーティン・ホンダの2台と、セルジオ・ペレスが乗るキャデラックしかおらず、ベストタイムは、シャルル・ルクレール(フェラーリ)が記録したスプリント中の最速タイムと比べて3.4秒遅かったことからも、FW48にさらなる変更が必要であることは明らかだった。

アレクサンダー・アルボン駆るウイリアムズFW48
2026年F1第2戦中国GPスプリント/予選日 アレクサンダー・アルボン駆るウイリアムズFW48

 その後、予選に向けても修正は施されたが効果はなく、苛立ちを募らせたアルボンは再びQ1で敗退。さらに決勝前にもセットアップ変更が行われたものの、今度はパワーユニット関連のトラブルにより、アルボンはピットレーンからコースに出ることさえできなかった。

 落胆した様子のアルボンは、マシンには「何か奇妙なことが起きている。何をしてもマシンが直らないように見える」と語った。さらに「現時点で最大の問題は、マシンが3輪で走っているような状態にあることだ。だから、まずはそこを解決する必要がある」と説明している。

 加えて経験豊富なアルボンは、「マシンには多くのバランス面の問題があるし、本来得られるはずのダウンフォースも見えていない。つまり、複数の問題が積み重なっている」と明かした。

■ 鈴鹿でアルボン車を大規模に組み直しか

 そうした状況にあるからこそ、アルボンは「重量は問題のひとつに過ぎない」との見方を示している。さらに彼は、「軽量化と並行して、マシンのバランスを少し整え、ダウンフォースもより早く引き出せるようにする計画がある」と説明した。

 鈴鹿に向けては、アルボン車に大規模な見直しが予定されているようだ。マシンを一から組み直せば、上海で見落としていた損傷部品がなかったかを確認することができ、チームメイトのマシンと比較して遅さが目立った原因を探ることができるだろう。

■ サインツも「多くの分野で問題がある」と危機感

 一方、チームメイトのカルロス・サインツは、中国GPでリタイア率が高かったことを生かして貴重な2ポイントを獲得した。しかしサインツも、「自分たちが遅すぎることは分かっているし、目指していた位置や想定していた位置と比べても遅すぎる」と認めている。

「理由の一部は重量で、それをマシンから取り除かなければならないことは分かっている。もう一方の、そして非常に大きな理由はダウンフォースで、この部分も改善が必要だ。さらに、僕たちのマシンは信頼性の面で一番優れているというわけでもない」

カルロス・サインツ(ウイリアムズ)
2026年F1第2戦中国GP準備日 カルロス・サインツ(ウイリアムズ)

 そしてチームに向けて奮起を促すように、ベテランのサインツは「正直に言って、僕たちはレベルを引き上げなければならない。あまりにも多くの分野で問題を抱えすぎているし、チームとして踏ん張る必要がある」と訴えた。

「(中国で獲得した)この2ポイントが、全員にとってモチベーションになってくれればと思う。それぞれが本拠地に戻ってもう一度深く掘り下げるための、少しばかりのボーナスのような励みになるといいね。今の位置は、自分たちが望んでいた場所でも、今シーズンに予想していた場所でもない」



(GrandPrix.com)

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2026-03-27更新

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