【】「新世代F1マシンは恐れていたほど異質なものではない」とピアストリ。その一方でドライビングの難化を予想
2月6日
マクラーレン・マスターカード・フォーミュラ1チームのオスカー・ピアストリは、2026年のマシンについて、2025年のグラウンドエフェクトカーよりもトリッキーな動きをするようになると考えている。
スペインのバルセロナで行われたシェイクダウンにおいて、マクラーレンの2026年型マシン『MCL40』を合計1日半ドライブしたピアストリは、新世代のマシンは当初考えていたほど異質なものではなかったことに安堵したが、誰もがすぐに適応しなければならない多くの違いがあると説明した。
「(新しいマシンは)前世代のマシンとはかなり見た目が異なる。フロントウイングが少し小さくなったのはいいことだ」
「マシンを正面から見ると、少し機敏に見えて、見た目もいい。(エンジン音も)ほとんどのマシンで違って聞こえるけれど、ドライビングの観点からは、パワーユニットがどう機能するかという点で明確にかなり大きな違いがある」
「バルセロナに行って、実際にサーキットでドライブできてよかった。僕たちドライバーを含む全員が、これがどんなマシンになるのかたくさんの話や憶測をしていたからね。バルセロナで走ってみて、これがまだF1マシンであるとわかってよかった。多くの点で、F1マシンとして然るべき挙動をしていた。課題になるかもしれないと思っていたことは確かに課題だが、マシンは僕たちが恐れていたほど異質なものではない」

ピアストリはそう話した後で技術面にも触れた。視覚的にも聴覚的にも異なる新型マシンは、まったく新しいパワーユニットを搭載しており、内燃エンジン(ICE)とハイブリッドシステムの総出力の内訳は5:5となっている。そのためピアストリは、「パワーをどう使うか、それが大きな違いだ」と語った。新型マシンの車体とタイヤの幅が狭くなったこと、また前世代のマシンを高速コーナーで驚異的な速さに導いたダウンフォースもなくなったことを考えると、ピアストリが指摘するように、ドライバーにとって明確に課題がある。
「コーナーから全開で抜け出すと昨年よりもパワーが増している。でもタイヤの幅が狭くなったので、ダウンフォースは減り、路面との接地面積も小さい。つまりパワーは増すものの、グリップは低下し、マシンはよりトリッキーになる」
またピアストリは、新しい技術規則に沿って製造されたMCL40と、2025年のコンストラクターズ選手権のタイトルを獲得したMCL39を比較して次のように述べた。
「グラウンドエフェクトカーでは、非常に低い車高で走行することにより大きなダウンフォースを発生させ、高速コーナーで飛躍的なダウンフォースを得られる。でも今年はレギュレーションの空力コンセプトにより、ボディ上のエアロが強化されて挙動が少し異なる。そのため、マシンの特性はかなり変わることになる」
「パワーが大きければ、すぐに追い抜かれてしまう可能性がある。以前はパワーがなかったということではないけれど、グリップとダウンフォースが低下し、パワーが増大すると、当然のことながら状況はより早く変化する。スナップもより早く発生するだろう。ダウンフォースとグリップが低く、あちこち動くようになるだろうからね」

(Text : GrandPrix.com)

