新型PUの圧縮比をめぐり、違反を疑われたメルセデス。代表は「合法」でありFIAの見解と合致していると主張
メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ウォルフは、今年に入ってから初めて行われたチームの公式記者会見において、メルセデスがエンジンにパワーのアドバンテージをもたらす技術を使用することを阻止しようとFIAへのロビー活動を行っているライバルチームに対し、「しっかりしろ」と語った。
メルセデスは、エンジン作動中の圧縮比を大幅に高める方法を発見し、エンジンが冷えてテクニカルデリゲートによるチェックが可能になれば、圧縮比を許容最大値の16:1に戻すことができると言われている。フェラーリ、ホンダ、アウディはFIAと協議を行い、メルセデスを他チームと同等の基準に従わせようとしたが、これがウォルフを苛立たせることになった。
ウォルフは次のように主張した。
「一部のチームが他のチームにより集中し、非常に明確で透明性があるとわかっている事実を主張し続けているのは理解できない。FIAとのコミュニケーションは最初からずっと非常に良好だった。圧縮比だけでなく、他の点についてもそうだ」
「特にその分野に関しては、レギュレーションの内容は非常に明確で、それはあらゆるエンジン、あるいはF1以外でも、標準的な手順は非常に明確だ。だから、しっかりしろ」
「秘密のミーティングを開いて、秘密文書を送り、存在しないテスト方法をでっち上げようとし続けている。少なくとも我々としては、混乱を最小限に抑えるよう努めていると言える。そしてそれは、他チームよりも我々自身に目を向けるということだ。レギュレーションの内容は明確で、これまでFIAが我々に対して言ったこと、我々がFIAに言ったことも明確だ」
「なぜ物事がうまくいかないのかを考え始める前に、言い訳を探したいのかもしれないが、それは我々のやり方ではない。特に、何度も『それで大丈夫だ』と言われた後ではなおさらだ」

最後にウォルフは、決定的な発言をするかのようにこう述べた。
「合法であり、それがレギュレーションに書かれていることだ。パワーユニット(PU)は合法で、レギュレーションに書かれていることに合致し、検査方法にも適合する。他のあらゆる車両における計測方法にも適合している。その他の点については私には判断できない。そかしそれが我々の見方であり、FIAの見解でもある」
「我々は熱心に取り組んでいる。この新しい環境に飛び込むことで夢中になっている、と言っているのはそういうことだ。もしマシンが速ければ、朝起きる時に笑顔が増えるのは当然だ。初期の段階では、我々は少なくとも3番手ではないというポジティブな兆候を得た。我々にはこれからさらに積み重ねていくことができる何かがあるようだ」
「我々は概ね満足しているが、他の人たちの信頼できるデータを得られていないので懐疑的な見方もしている」

