ノリスが初日最速、ソフト&ロングの両方でライバルを引き離す。僚友ピアストリは11番手/F1アブダビGP FP2
2025年12月5日(金)、F1第24戦アブダビGPのフリー走行2回目が行われ、ランド・ノリス(マクラーレン)がトップタイムをマークした。2番手はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、3番手はジョージ・ラッセル(メルセデス)となっている。角田裕毅(レッドブル)は17番手だった。
気温26度、路面温度31度というドライコンディションで、現地時間17時にセッションがスタート。FP1で若手ドライバーやリザーブドライバーにマシンを譲ったドライバーが多かったためか、各車セッション開始とともにコースに出ている。タイヤはハースのエステバン・オコンとオリバー・ベアマン、アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)がソフト、ニコ・ヒュルケンベルグ(キック・ザウバー)とフランコ・コラピント(アルピーヌ)がハード、それ以外はミディアムだ。
セッション序盤はソフト勢のベアマンが1分23秒968でトップ、ハジャーが1分24秒167で2番手だ。3番手にはミディアムのノリスが1分24秒292で並ぶ。フェルスタッペンは1分24秒399で4番手、FP1でパト・オワードにマシンを明け渡したオスカー・ピアストリ(マクラーレン)は1分24秒434で6番手だ。角田もミディアムで周回を重ね、1分25秒425というベストタイムをマークしている。
最初の走行を終え、各車一度ピットに戻りソフトタイヤを投入した。トップに立ったのはフェルスタッペンで、タイムは1分23秒446。しかしノリスがフェルスタッペンを0.363秒上回る1分23秒083でトップタイムを更新した。ピアストリは1分23秒763で、ノリスと0.680秒差の10番手止まりだ。3番手には1分23秒462をマークしたラッセルがつけ、トップから0.4〜0.5秒ほどの差でベアマン、ヒュルケンベルグ、ガブリエル・ボルトレート(キック・ザウバー)、ハジャーと中団勢が続いた。角田はセクター3でのロスが大きく、1分24秒303で17番手だ。
ソフトタイヤでの走行をわずか3周で終えたフェルスタッペンは、いち早くユーズドのミディアムタイヤに交換してロングランに移行した。フェルスタッペン以外のドライバーはソフトのまま走行を続けているが、あまりタイムは伸びていない様子。それ以外のドライバーも徐々に最初に使用したタイヤに履き替えてロングランに取り組み始めるなか、ベアマンやカルロス・サインツ(ウイリアムズ)ソフトで走っている。またハジャーとハースの2台はここまでソフトタイヤしか使っていない。
結局ソフトタイヤフェルスタッペンや僚友ピアストリを引き離したノリスがトップでFP2を終えた。2番手はフェルスタッペンで、3番手はラッセルというトップ3の並びになっている。4番手以降はベアマン、ヒュルケンベルグ、ボルトレート、ハジャー、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)、アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)というトップ10で、ピアストリは11番手だった。



