“一緒に仕事をするのが楽しいブランド”トヨタとハースの提携拡大を喜ぶオコン。訪日時にレースへの情熱も実感
TOYOTA GAZOO Racing(TGR)が2026年からのハースF1のタイトルパートナーに就任すると発表したことは、トヨタがハースと最初に契約を結んだ直後に生まれた期待を裏付けるものだ。これはトヨタのF1復帰への道における新たな一歩に過ぎないというのがパドックの共通認識だ。
このパートナーシップの拡大がハースの将来に及ぼす影響は誰の目にも明らかだ。フェラーリと契約しているオリバー・ベアマンは、2027年からフェラーリでルイス・ハミルトンの後任となる候補のなかでも最有力であるため、このことについて何の質問も受けなかったが、エステバン・オコンは、このニュースを聞いて喜びを見せた。オコンは、長期にわたってアメリカのチームに所属することを期待しているからだ。

この契約延長からどのような影響を期待しているか問われたオコンは、「素晴らしいことだ」と答え、「契約前に礼雄(小松礼雄代表)から、僕たちはTPC(Testing of Previous Cars/旧型車を使用したテスト)を行うし、素晴らしいものが入ってくるだろうと言われていた」と明かした。
「契約の時、礼雄はなぜそんなにたくさんのものが入って来るのか理由を教えてくれなかったが、彼の言葉はすべて現実となり、チームには今でよりもはるかに多くのものがある」
「確かに素晴らしいニュースだ。トヨタは一緒に仕事をするのが本当に楽しいブランドだ。彼らが僕たちと一緒に仕事をしているからそう言っているのではなく、本当にそう思っている。彼らは素晴らしい価値と大きな敬意を持ち、レースに対して情熱を持っている。彼らは基本的にクルマ好きで、日本に訪問した際にそれを見ることができて本当にうれしかった」
「彼らは僕たちをグラベルトラックに連れて行って、これまで僕が公道で見たなかで最もクレイジーなトラックを走らせてくれた。グッドウッドでは、僕たちにWRCカーをテストさせてくれた。正直に言って、彼らと一緒に仕事ができるのは素晴らしいことだ。彼らとの仕事を本当に気に入っている。来年には、関わったり一緒にやることが、さらに一歩前進すると思う。最高だよ!」

