金曜に苦しんだフェラーリが挽回。予選3番手のルクレール「大きなサプライズ」ハミルトン「すべてがスムーズだった」
2025年F1アメリカGPの土曜、フェラーリのシャルル・ルクレールはスプリントで5位、予選では3番手を獲得。ルイス・ハミルトンはスプリント4位、予選5番手だった。
スプリントで、ルクレールは上位の混乱をうまく抜けて、1周目に4番手に浮上。しかしその後、ミスを犯した際に、ハミルトンにパスされた。ハミルトンはルクレールよりもペースがよく、3番手のカルロス・サインツに追いついたが、終盤、セーフティカーが出動し、オーバーテイクすることはできなかった。
金曜のスプリント予選では、ルクレール10番手、ハミルトン8番手と厳しい結果に終わったが、土曜予選は、それよりははるかに好調だった。Q3での1回目のランで、ハミルトンはロックアップし、ルクレールはスピンを喫したものの、ふたりとも2回目のアタックラップはうまく決め、ルクレールは3番手、ハミルトンは5番手を確保した。
■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリHP)
スプリント 5位(10番グリッド/タイヤ:ミディアム)
予選 3番手(Q1=4番手1分33秒525:ソフトタイヤ/Q2=2番手1分32秒869:ソフトタイヤ/Q3=3番手1分32秒807:ソフトタイヤ)
「昨日と比べてスプリントでのマシンのフィーリングははるかに良く、全体的にペースもとても良かった。今日はポジティブだったよ。(スプリントでは)ターン5でミスをして、ルイスに抜かれてしまった。その後は、ミスをする前のペースを取り戻すのが難しかった。それでも、スプリントでは、明日のレースに向けてより良い状態になるための知見は得られた」
「困難な週末を送っていたことを考えると、予選はとても大きなサプライズだった。最後にすべてをまとめ上げることができ、明日、3番グリッドからスタートすることになった。すでに多くのことを学び、今日の午後、その知識を応用した。明日は良いスタートを切って、ポジションを上げるために戦っていけるといいね」
■ルイス・ハミルトン(スクーデリア・フェラーリHP)
スプリント 4位(8番グリッド/タイヤ:ミディアム)
予選 5番手(Q1=8番手1分33秒685:ソフトタイヤ/Q2=4番手1分32秒914:ソフトタイヤ/Q3=5番手1分32秒912:ソフトタイヤ)
「全体的にポジティブな土曜日だった。スプリントでは良いペースを示し、最後のセーフティカーがなければ、より強い結果を目指せただろう」
「予選では、昨日より一歩前進していた。すべてがよりスムーズに進み、セッション全体を通じてより競争力のある走りができた」
「明日は厳しいレースになるだろうが、上位グリッドからスタートすることで、重要なポイント獲得のために戦うチャンスが得られる。戦略が大きな役割を果たすことになる。今夜詳細を検討して、グランプリに向けて準備を整えるよ」
「オースティンは僕にとってお気に入りのサーキットのひとつだし、週末を通してファンの皆さんは素晴らしかった。その応援に強力な結果で応えたい」