苦戦する元僚友ハミルトンには「いい瞬間も少々の不運もあった」とボッタス。長年在籍したチームから環境を変える難しさを擁護
メルセデスのリザーブドライバーであるバルテリ・ボッタスは、元チームメイトのルイス・ハミルトンがすぐにでも復活するだろうとエールを送った。7度のF1世界チャンピオンであるハミルトンは、フェラーリに移籍して以来表彰台に上がれておらず、多くの評論家に非難されているところだ。メルセデスでハミルトンのチームメイトとして5シーズンを過ごし、2017年から2020年にかけて4年連続のタイトル獲得を見届けたボッタスは、「彼がトップに戻ることを願っている」と語った。
多くの人々が、予選で非常に速いチームメイトのシャルル・ルクレールに追いつくのに苦戦しているハミルトンに注目するなか、ボッタスはポジティブな面に焦点を当て、「彼には中国でのスプリントレースでの優勝など、よい瞬間もあったが、少々の不運もあった」と指摘した。
またボッタスは、長年同じチームに在籍した後にチームを移籍する難しさを主張した。
「メルセデスで長年実質的にリーダーシップを発揮してきた後では、チームを変えるのは簡単なことではない。彼は現在、すべてがまったく異なる環境で仕事をしているから、その新しい環境に適応するには時間が必要だ。でも、もちろんそれは難しいことだ」
しかしその一方で、ハミルトンが調子を取り戻すことができるかどうかを予測するよう問われたボッタスは慎重な態度を見せた。
「彼にできるかどうかは時が経てばわかるだろう。状況がよい方へ向かっているかどうかは時間が経てばわかるだろう、ということ以外に多くを語ることはできない。本当にそう願っている。彼はまだこのスポーツで素晴らしい結果を出すに値すると思うからだ」