【初日コメント】
シンガポール初走行の新人ハジャーは初日2番手も「新品タイヤでの最初のアタックに苦戦」サーキットには好印象
2025年F1第18戦シンガポールGPの金曜日、フリー走行1回目と2回目が行われた。レーシングブルズのアイザック・ハジャーはフリー走行1=7番手/フリー走行2=2番手だった。
レーシングブルズは、FP1でデータを集めるためにハジャーとチームメイトのリアム・ローソンのセットアップを分けてセッションを進め、FP2までにより入念にマシンを調整したという。ハジャーは、FP1ではほとんどのマシンがハードタイヤで走るセッション前半にトップ3に入り、その後ソフトタイヤで7番手タイムを記録。FP2ではミディアムタイヤで走り出し、2度の赤旗中断後には一時トップに立った。最終的には1分30秒846というタイムをマークして、初日を2番手で終えた。
チーフレースエンジニアのマッティア・スピニは、初日の2回のセッションを終えて、「アイザックは非常に速いラップを走った。ライバルチームが夜通し懸命に作業をすることは承知しているので、我々もそうするつもりだ」と土曜日以降に向けてさらなるパフォーマンス改善に取り組むことを示した。
なおFIAの発表によると、レーシングブルズは今週末、申告が必要な技術的なアップデートは行っていないということだ。
■アイザック・ハジャー(ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム)
フリー走行1=7番手(1分31秒755/28周)/フリー走行2=2番手(1分30秒846/19周)
「今日はここシンガポールで初めて走行した。マシンのなかで快適に感じることができてよかった。本当にこのサーキットが好きだし、マシンもよく機能した。でもかなりトラフィックが多かったので、FP2は簡単なセッションではなかった。セッションのかなり終盤になってラップタイムを記録し、いい結果で終えることができた」
「現時点では、新品タイヤを使用する時に、最初のプッシュラップで苦戦しているようだ。週末の残り(のセッション)のことを考えて、まだ取り組むべき課題が確実にある」