シェイクダウンを終えたメルセデス陣営は「PUの信頼性」に驚き。2026年シーズンのローンチイベントで代表らが語る
2月2日(月)、メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チームは、イギリスのシルバーストンで2026年シーズンのローンチイベント開催した。
メルセデスは1月22日にオンラインで2026年型マシン『Mercedes-AMG F1 W17 E PERFORMANCE』のレンダリング画像を公開し、同日にシェイクダウンを実施。1月末にスペインのバルセロナ-カタロニア・サーキットで行われたシェイクダウンでは、初日、3日目、4日目の3日間に参加し、ジョージ・ラッセルとアンドレア・キミ・アントネッリがW17を走らせた。

2026年はF1の技術規則の大幅な変更に伴い、シャシー、タイヤ、パワーユニット(PU)などすべてが前年とはまったく異なるものになる。メルセデスは2014年のPU導入の際に大きな成功を成し遂げたことから、この2026年も優勢な立場にあるのではないかと予想されている。バルセロナでのシェイクダウンではラッセルとアントネッリのふたりで合計約500周を走行し、トラックサイドエンジニアリングディレクターを務めるアンドリュー・ショブリンは「まさに我々が3日間毎日やりたかったプログラムを進めることができた」とコメントしていた。
今回開催されたローンチイベントには、まずはチーム代表のトト・ウォルフが登場し、冬のシーズンオフの間の取り組みや、バルセロナでのシェイクダウンを振り返った。ウォルフにとって、バルセロナで印象的だったのは「PUの信頼性」ということだ。

その後はメルセデス・ハイパフォーマンス・パワートレインズ(HPP)のマネージングディレクターであるハイウェル・トーマスらが新しいPUやカーボンニュートラル燃料の開発の話を振り返り、テクニカルディレクターのジェームス・アリソンが、新しいシャシーや『オーバーテイク・モード』、『ブースト・モード』といった新システムの話を展開。なおアリソンも、バルセロナでのシェイクダウンについては信頼性の高さに驚いたと明かした。
最後にラッセル、アントネッリ、そしてサードドライバーに就任したフレデリック・ベスティが登場。ラッセルは、「ブラックリーのみんなは準備のため、この12〜14カ月の間懸命に作業をしてきた。ドライブするのを楽しみにしている」と語り、テストで新モードを試した際には「エンジンから350kWのパワーを得て、飛ぶように速かった」と述べた。アントネッリも前年のマシンとの違いを聞かれ、「全然違う。マシンは速くて機敏で、350kWを得るとかなり速い。怖くないけど、アクティブエアロが作動すると速いね」と語った。
最後にウォルフは、「ファクトリーでは休みなく作業が続き、ドライバーも冬の間にかなりシミュレーターに乗ってきた。バルセロナでの3日間のシェイクダウンが終わり、来週にはバーレーンに行くのでノンストップだが、マシンがどんなパフォーマンスを発揮するのか目にするのをとても楽しみにしている」と語った。
今後のテストは、バーレーンで2月11日から13日までと、18日から20日までの2回にわたって行われ、3月6〜8日にオーストラリアのメルボルンで開幕戦を迎える予定だ。
