【予選日コメント】
マクラーレンのピアストリ「メルセデスがPPとは驚いた」フェルスタッペンに批判されたノリス「レッドブルは文句ばかり」
2025年F1シンガポールGPの予選で、マクラーレンのオスカー・ピアストリは3番手、ランド・ノリスは5番手だった。
ピアストリは、予選Q1でイエローフラッグにより最初のアタックを阻まれるという困難を経て、Q3まで進出。しかしマクラーレンにポールをつかめる速さはなかった。ジョージ・ラッセル(メルセデス)のポールポジションタイムとの差は0.366秒だった。
ノリスはピアストリと0.062秒差の5番手にとどまった。なお、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、最終アタックでインラップ中のノリスに追いつき、それによって妨害されたと考えているが、ノリスにはペナルティは出ていない。ノリスはラインをあけていたものの、フェルスタッペンは、ノリスは邪魔にならないようにする努力をもっとすべきだったと示唆している。
■オスカー・ピアストリ(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)
FP3 2番手(1分30秒165/26周)
予選 3番手(Q1=7番手1分30秒313:ソフトタイヤ/Q2=5番手1分29秒813:ソフトタイヤ/Q3=3番手1分29秒524:ソフトタイヤ)
「もっと上を目指したかったし、予選に向かう時点ではもっと良い結果を出せると思っていた。でも最終的には、ポールポジションを争うほどの速さはなかった。それを踏まえれば、今の順位に満足している」
「週末全体を通して堅実な内容だったし、良い形でここまで積み上げてこられたと思う。セッションもクリーンに終えられたし、これ以上は望めなかった。明日、何ができるか見てみよう」
(「メルセデスがポールを獲得したことに驚いたか」と聞かれ)「驚いた。僕たちも予選の序盤ではかなり良い感じだったが、他のドライバーたちは大きくタイムを伸ばしたのに、僕たちはあまり伸びなかった。それが少し意外だった」
「今週末は少し変な感じなんだ。タイヤをうまく機能させるのがかなり難しかった。昨日から今日にかけて、路面の状態がいくつかの面で変化した。全体的に各チームの差がとても小さい。そういうなかで、完璧なラップをまとめた者が上位をつかんだ。そういう週末は時にはあるし、3番手というのは悪くない結果だ」
■ランド・ノリス(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)
FP3 5番手(1分30秒237/26周)
予選 5番手(Q1=3番手1分29秒932:ソフトタイヤ/Q2=4番手1分29秒809:ソフトタイヤ/Q3=5番手1分29秒586:ソフトタイヤ)
「今日はマシンに関して、昨日よりも満足していた。ただ、十分な速さがなかったと思う。メルセデスの方がはるかに速かった」
「さらに、僕はすべてをまとめきれなかった。今日のような場合はそれが必要なんだけど、できなかったんだ」
(「マシンの感触が良くなったことでレースに自信を持てるか」と聞かれ)「そうでもない。このコースでは予選順位がそのままゴールの順位になる可能性がとても高いからね。それでもチャンスはあるから、様子を見ていくよ」
(フェルスタッペンがノリスに妨害されたと腹を立てていることについて聞かれ)「彼らはいつも文句ばかり言っている。何に対しても文句を言うよね。それがレッドブルだ」