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トロロッソ・ホンダF1密着:開幕戦の不調を払拭、4位入賞でチームの士気も大きく向上

2018年4月9日

 トロロッソ・ホンダが2戦目のバーレーンGPで見事4位入賞を果たした。


 2015年にF1に復帰したホンダが、マクラーレンとパートナーを結んでいた3年間で獲得した最高位は5位(15年ハンガリーGP、16年モナコGP、アメリカGP)なので、今回の4位はもちろん復帰後のベストリザルトである。また、復帰前まで遡ると、08年のイギリスGPでルーベンス・バリチェロが3位表彰台を獲得した以来の好成績となった。


 トロロッソにとっても、4位は昨年シンガポールGPでカルロス・サインツJr.が一度獲得しただけで、その前はフェルスタッペンによって獲得した15年のブラジルGPまで遡るほど、価値のある結果となった。


 レースは自己最高の5番手からのスタートしたガスリーが好ダッシュを決めて、1コーナーでダニエル・リカルド(レッドブル)を差して、4番手に浮上。その後、一度はリカルドに抜き返されて5番手に後退するが、直後にリカルドがリタイアし、再び4番手にポジションアップする。


 その後、バーチャルセーフティカー(VSC)が出され、レース再開直後に、ガスリーは後続のマグヌッセンと激しいバトルを演じつつも、4番手のポジションをキープ。その後、15周目と34周目のタイヤ交換も無難に済ませ、安定したペースで常に第二集団の先頭を走行。最終的に5位以下に12秒以上の差をつけて4位でチェッカーフラッグを受けた。


「今週末はずっとマシンの調子が良く、運転していて楽しかったから、レースでもいい戦いができるとは思っていたけど、4位になれるとは正直、想像していなかった。『4位でフィニッシュできるぞ』とチームから無線が来てからは、全力でゴールを目指したよ。トロロッソ・ホンダでの2戦目でこんな結果を得られるなんて、信じられない。トロロッソとホンダ、そしてサクラ(栃木県さくら市にあるホンダのF1研究所であるHRD Sakura)のみんなに感謝したい」(ガスリー)

2018年F1第2戦バーレーンGP決勝 ピエール・ガスリー、田辺豊治ホンダF1テクニカルディレクター

 ホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクターも、「4位という結果は、現時点のわれわれにとって望みうる以上の最高の結果」だと、ドライバーとチームを称えた。


 ホンダにとって、この日のレースはもうひとつ重要なものを得た戦いとなった。それは、2台そろって完走したことだ。


 11番手からスタートしたブレンドン・ハートレーは、スタート直後にセルジオ・ペレス(フォース・インディア)と接触し、10秒加算のタイムペナルティーを科され後退。 レース終盤、猛追するも13位でフィニッシュ。さらに、フォーメーションラップ中に違反があり、レース後に30秒加算のベナルティを受けたため、17位となった。それでも、2台そろって完走することを、このチームでの最初の目標にしていた田辺TDは、4位という成績もさることながら、2台そろって完走したことを評価していた。


「トロロッソと組み、新しいチーム、新しいドライバーで臨んだ初めてのシーズンの2戦目で2台完走できたことは、開幕戦から着実に一歩前に踏み出せたと思っています」


 昨年、トラブルに泣いたバーレーンGPで、今年ホンダはトロロッソとともに笑顔でレースを戦い終えた。

2018年F1第2戦バーレーンGP決勝で4位入賞したピエール・ガスリー



(Masahiro Owari)




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