F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

【津川哲夫の私的F1メカ】レッドブルRB14の最新型バッドマン・ディフューザーとフロアエアロ

2018年7月31日

 現在のF1マシンのディフューザーは左右のバックエンド・エッジが水平に処理されていて、3D曲面は左右のエッジ処理で使われるのがほとんど。しかし、英国に本拠地を構えるレッドブルから始まったディフューザー・キャンペーンでは、このバックエンド部には大きく緩いカーブの処理がなされている。


 その部分は写真の矢印(5)に当たる、いわゆるバットマン・ディフューザーの復活だ。写真はレッドブルのフロア部を、前方から撮影したもの。規則上、極端なデザインはできないのだが、それにしてもバッドマン・ディフューザーの見た目は極めて格好良い。


 そのレッドブルRB14のディフューザーを含めたフロアの最新開発型がドイツGPに持ち込まれ、その全容が垣間見えた。特にフロアサイドエッジの処理がこれまでから変更され、レーキ・エアロの渦流制御への取り組みは佳境に入ったようだ。



 ステップフロアのリーディングエッジのスピリッター(写真矢印1)も数が増し、下端のねじれを使ってボーテックス・ジェネレーターの役割を担っている。さらに前後に別れた縦置きの長く大きなダブルスリット(写真矢印2&3)、リヤタイヤ前のスリット(4)の形状と大きさも変更されるなど、細かな開発が進められているのがわかる。


 レッドブルを始めとして、フェラーリが追随したレーキ・フロアエアロ。車体を前傾させて車体全体をウイングのような役割にすることで大来なダウンフォースが得られるものの、レーキ(前傾)角が着けば着くほどドラッグも増えていく。したがって、いかに高角度レーキを使いながらドラッグを減らすかがエアロ効率向上の要になるわけだ。


 フロアフロントのエアロは、いかにフロア下面に高速で空気を送れるか、フロントタイヤでの乱流をフロアに干渉させないか、そしてレーキ・フロアの測面からの干渉をどれだけ低減できるかが重要になる。
 
 スリットの設定、スピリッターの設定ひとつで、マシンのパフォーマンスは大きく変わるのだ。



(Tetsuo Tsugawa)




レース

4/19(金) フリー走行 結果 / レポート
スプリント予選 結果 / レポート
4/20(土) スプリント 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
4/21(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※中国GP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン110
2位セルジオ・ペレス85
3位シャルル・ルクレール76
4位カルロス・サインツ69
5位ランド・ノリス58
6位オスカー・ピアストリ38
7位ジョージ・ラッセル33
8位フェルナンド・アロンソ31
9位ルイス・ハミルトン19
10位ランス・ストロール9

チームランキング

※中国GP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング195
2位スクーデリア・フェラーリ151
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム96
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム52
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム40
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム7
7位マネーグラム・ハースF1チーム5
8位ウイリアムズ・レーシング0
9位BWTアルピーヌF1チーム0
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第5戦中国GP 4/21
第6戦マイアミGP 5/5
第7戦エミリア・ロマーニャGP 5/19
第8戦モナコGP 5/26
第9戦カナダGP 6/9
  • 最新刊
  • F1速報

    Vol.3 第2戦サウジアラビアGP&第3戦オーストラリアGP