F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

今宮純によるF1パラドックス総括・逆襲への提言

2015年12月30日

「ドライバー採点」「アフター・ザ・レース」などでおなじみの今宮純氏による、ここでしか読めない2015年F1総集編シリーズ。完結編となる第3回は、F1速報web会員限定コンテンツとしての書きおろし。チーム編として「勝者」と「敗者」を取り上げる。

------------------------------------------

ドイツ独裁時代を担う、メルセデスの最強システム

 誤解を恐れずに言うとF1界では「ドイツ独裁」が、ずっと続いている。彼らが造るエンジン、彼らのドライバー、彼らのチームが1998年から18シーズンのほとんどを制してきた。

 1998、1999年はマクラーレンと組みメルセデス・パワーが連覇(ミカ・ハッキネン)。2000年から2004年は皇帝ミハエル・シューマッハーがフェラーリで席巻。2008年に再びマクラーレンとともにメルセデスが反撃(ルイス・ハミルトン)。2009年にはホンダ撤退後のブラウンGPにメルセデスが手を差しのべて初王座(ジェンソン・バトン)。2010年から2013年は、シューマッハーの後継者を自認するセバスチャン・ベッテルがレッドブル・ルノーで4連覇。そして2014年の新パワーユニット時代から満を持してメルセデス・チームが38戦32勝(実に勝率84%!)。エンジン技術力→ドライバー権力→チーム総合力、今年も彼らはF1界を牛耳った。

 ドライバー9冠、エンジン6冠、チーム2冠、ドイツ勢が取りこぼしたのは2005、2006、2007年だけだ。こうしてみると近代F1はドイツのドイツによるドイツのためにあるとさえ思える。しかし2015年、伝統のニュルブルクリンク、ドイツGPは消えた。強くても母国凱旋の場がない王者メルセデスの不幸な現実──。

 一昨年ホッケンハイムのドイツGP、決勝日の公称観客数は5万5000人。この国のF1熱量はシューマッハー全盛期にピークに達してしまい、その後のベッテルやニコ・ロズベルグでは、もう燃えないのだろうか。独走メルセデスは強すぎて飽きられているのか。

…記事の続きは会員登録後閲覧できます。

※こちらの記事は一般&プレミアム会員専用のコンテンツとなります。
一般+プレミアム会員一括登録
※会員登録後、本文記事が表示されない場合、ページの更新をお試しください。



レース

4/19(金) フリー走行 12:30〜13:30
スプリント予選 16:30〜17:14
4/20(土) スプリント 12:00〜13:00
予選 16:00〜
4/21(日) 決勝 16:00〜


ドライバーズランキング

※日本GP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン77
2位セルジオ・ペレス64
3位シャルル・ルクレール59
4位カルロス・サインツ55
5位ランド・ノリス37
6位オスカー・ピアストリ32
7位ジョージ・ラッセル24
8位フェルナンド・アロンソ24
9位ルイス・ハミルトン10
10位ランス・ストロール9

チームランキング

※日本GP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング141
2位スクーデリア・フェラーリ120
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム69
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム34
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム33
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム7
7位マネーグラム・ハースF1チーム4
8位ウイリアムズ・レーシング0
9位ステークF1チーム・キック・ザウバー0
10位BWTアルピーヌF1チーム0

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第5戦中国GP 4/21
第6戦マイアミGP 5/5
第7戦エミリア・ロマーニャGP 5/19
第8戦モナコGP 5/26
第9戦カナダGP 6/9
  • 最新刊
  • F1速報

    Vol.3 第2戦サウジアラビアGP&第3戦オーストラリアGP