フェラーリのミハエル・シューマッハーは、自分にもツイてない日もあるし、中国GPのように、すべてがうまくは行かないときがあっても当然だと述べた。
中国で、シューマッハーはピットからスタートし、最終的に12位でフィニッシュした。ポールからスタートして優勝した、同僚のルーベンス・バリチェロからは1周遅れだった。しかしシューマッハーは、鈴鹿に向けて目指すものはひとつだけだという。
「僕らは驚異的なシーズンを送ってきたわけだから、勝利を目指すしかないよ」とシューマッハー。
「そのことには疑問の余地はない。上海ですべてが順調には行かなかったからといって影響はないよ。いろいろなことが同時にマズイ方へ行ってしまったが、別の見方をすれば、一度くらいすべてがうまくは行かないことがあったって普通だろう」
「そのことを考えるのはもうやめるべきだし、僕は簡単にやめられるよ」
「僕はもう鈴鹿のことを考えているし、あのサーキットにはいい思い出があるから、レースが待ちきれない気持ちだ」
先週、フェラーリチームはヘレスで集中的なテストを行った。ミハエルもテストに参加し、まだドライブしたいという情熱を失っていないことを示した。
「こういうテストは楽しいし、チームとして前進していることを感じられる。僕らはシーズン最後の2戦のために頑張って働いた。とてもうまく行ったと思うよ」
ミハエルはヘレスで驚くべきタイムを記録した。
「これがフェラーリのすごいところだ。チャンピオンシップをすでに勝ち取ってしまっても、まだハングリーなんだよ。全員が常にモチベーションを感じている。全員が同じ考えだし、立ち止まるということはできないんだ」
「レースチームは、あらゆる細かい部分に気を配っているし、テストチームもものすごく頑張って働いている。だからこそ、このチームのためにドライブするのが嬉しいんだよ」