ホーム・サーキットでもあるポールリカール・サーキットに設定された1周4.157kmのコースで行われた合同テストには、サード・ドライバーのリカルド・ゾンタが4日間を通してテストに参加。主にイモラ・サーキットで行われる第4戦サンマリノGPへ向けてのタイヤテストに主力を置いてロングランをこなし、全般的なセットアップを行った。また、テストドライバーのライアン・ブリスコは、23日から25日の3日間テストに参加。ハイブリッドカーの“トヨタTF103B”で様々なデータ収集を行った。ドライコンディションながら強い風に見舞われた合同テストとなったが、4日間を通して2台合わせて2000km以上を走破した。
リカルド・ゾンタ
ベストラップ
1'12.427
周回数
372周
「今週は良いテストを行うことが出来た。我々はホーム・サーキットで多くの周回をこなし、4日間で1500Km以上を走破することが出来た。今回のテストでは、サンマリノGPの行われるイモラ・サーキットに備えてミシュラン・タイヤの構造およびコンパウンドのテストに集中的に取り組んだ。また、最終日は不運にもギアボックスの不調に見舞われて、55周しか走ることが出来なかったが、サスペンションなど様々なセットアップを行った。“トヨタTF104”での2レースを終えて、私にとっては初めて“トヨタTF104”でテストを行うことになったが、とても順調だった。そして、今は、非常にエキサイティングなものになるであろう、来週中東で行われるバーレーンでのグランプリに照準を合わせている。サーキットはとてもテクニカルなようだが、金曜日の公式練習で実際に走るのが待ち遠しい」
ライアン・ブリスコ
ベストラップ
1'12.641
周回数
145周
「我々は最初の2日間、走行中に新しいセンサーからデータを収集する特別なプログラムを行った。そのため、火曜日と水曜日の限られた周回数からも分かるように、テストは、全くクルマのパフォーマンスとは関係のないものであった。私にとってテスト最終日となった木曜日には、通常のテスト走行を行い、ブレーキの材質比較などのデータを収集するためにかなりの周回数を走破出来た」