SCUDERIA ALPHA TAURI HONDA関連記事
- 【角田裕毅F1第4戦分析】「12番手からアグレ...
- 角田裕毅がもたらした“価値ある1点”を喜ぶ代...
- ホームGP初入賞の角田裕毅「僕にとって特別な...
- リカルド予選11番手「Q2落ちは悔しいが、0.05...
- 角田裕毅が予選10番手「母国でQ3に進めてうれ...
- 期待に応えた角田裕毅。すごく乗れているノリ...
- 角田裕毅、ドライで9番手「ペースの良さを示...
- 角田裕毅「ポイント獲得が最優先」入賞の鍵は...
- リカルド18番グリッドから12位「パニックにな...
- 今季初入賞を喜ぶRB代表「裕毅は速さを発揮し...
- リカルド、トラックリミット違反でQ1敗退「18...
- 角田裕毅が今季ベストの予選8番手「安定した...
ホンダF1田辺TDレース後会見:好結果のガスリー&フェルスタッペンを称賛「マシンポテンシャルを最大限引き出した」
2020年10月26日
レース後会見でのホンダの田辺豊治テクニカルディレクターは、通常ならまずパワーユニット(PU)についての総括を述べ、ドライバーについても成績順にコメントする。ところが今回の第12戦ポルトガルGPは、「あくまでシロウトの見解ですが」と断りつつも、最初からタイヤについて語り始めた。それだけアルガルベでのレースは、タイヤの使い方が明暗を分けたということなのだろうか。
さらに4人のホンダドライバーについても、3位表彰台のマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)の前に、5位入賞を果たしたピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)を称賛した。初日フリー走行でのPUトラブルで迷惑をかけたにもかかわらず、素晴らしい結果で返してくれた。そのことへの感謝を、こういう形で表したということだろう。
────────────────────
──まずはレースの総括からお願いします。
田辺豊治テクニカルディレクター(以下、田辺TD):今週末は走り始めから、「グリップがない」とドライバーからずっと言われてきました。セッションを重ねるにつれて改善するかと思っていたのですが、どうもそうでもない。そのためタイヤ選択や温度管理、走り方、マシンセットアップなど、非常に難しい週末だったと思います。そこをうまく詰めることができたチーム、ドライバーが強かった。あくまでその分野のシロウトの意見ですが、ミディアムがベストだったかと思います。
そのなかでガスリーが初日トラブルに見舞われたにもかかわらず好調を維持し、5位入賞を果たした。徹夜で修復作業にあたったスタッフに、好結果で応えてくれました。一方フェルスタッペンは3位表彰台。今回もメルセデスの牙城を崩すことはできませんでしたが、彼らふたりはレッドブル、アルファタウリそれぞれのマシンポテンシャルを最大限引き出して、結果を出してくれたと思います。
(アレクサンダー)アルボン、(ダニール)クビアトは、序盤に順位を落とし、その後もグリップ不足を訴えてペースを上げることができませんでした。4台完走はできたものの、4台入賞はならなかった。結果を出すために、何が足りなかったのか。次戦イモラはかなり寒そうですし、雨模様という話も出ていいます。どんな状況にも対応できるよう、車体、パワーユニットともに準備を進めたいと思います。
──もしメルセデスと同じタイヤ戦略だったら、もう少し互角に近い戦いができていたのでしょうか?
田辺TD:そうですね。摩耗と劣化の状況を見ると、結果的にミディアムがベストタイヤだった。最初からミディアムを履いたメルセデスが強かったですし、もしミディアムでスタートしていたらどうなったか、見たかったですね。
──予選でのタイム差は今までになく迫っていましたし、そこは次戦に期待ですね。
田辺TD:確かにそうですが、ただ予選の際、相手はミディアムでこちらはソフトでした。確かに両コンパウンドのタイム差はそれほど大きくなかったですが、本当に縮まったのか。そこはわからないですね。
──レッドブル・ホンダのクリスチャン・ホーナー代表も、「ミディアムが正解だった」と言っていました。その意味でレッドブルはレース戦略を失敗したと思いますが、パワーユニット側は十分に性能発揮できた?
田辺TD:難しい路面コンディションで、思うように踏めない状況も多かった。それに対する調整がパワーユニット(PU)側は忙しかったですが、フリー走行の走りでベースはできていた。それで予選、レースに向けても、対応できたと思います。
(取材・まとめ 柴田久仁夫)
関連ニュース
1位 | マックス・フェルスタッペン | 77 |
2位 | セルジオ・ペレス | 64 |
3位 | シャルル・ルクレール | 59 |
4位 | カルロス・サインツ | 55 |
5位 | ランド・ノリス | 37 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 32 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 24 |
8位 | フェルナンド・アロンソ | 24 |
9位 | ルイス・ハミルトン | 10 |
10位 | ランス・ストロール | 9 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 141 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 120 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 69 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 34 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 33 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 7 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 4 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 0 |
9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 0 |
第5戦 | 中国GP | 4/21 |
第6戦 | マイアミGP | 5/5 |
第7戦 | エミリア・ロマーニャGP | 5/19 |
第8戦 | モナコGP | 5/26 |
第9戦 | カナダGP | 6/9 |