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ピレリがアイフェルGPを振り返る「タイヤ摩耗のデータがなかったが、グレイニングは予想より抑制された」

2020年10月12日

プレスリリース
2020 アイフェルグランプリ 決勝

ハミルトン、2ストップ戦略でシューマッハの記録に並ぶ優勝を飾る

2020年10月11日、ニュルブルク

キーポイント

・メルセデスのルイス・ハミルトンが、ミハエル・シューマッハーの記録に並ぶキャリア通算91勝目を挙げました。レッドブルのマックス・フェルスタッペンとの接戦を演じたハミルトンは、P Zeroレッド・ソフトからP Zeroイエロー・ミディアムへ交換し、ファイナルスティントで再度ソフトタイヤを使用する2ストップ戦略を採りました。ハミルトンと同じ戦略を実行したフェルスタッペンは、ハミルトンと同一のラップでピットストップを行いました。


・バーチャルセーフティカーとセーフティカーが戦略に影響を及ぼしました。レース序盤4分の1辺りで発生したバーチャルセーフティカー導入時、表彰台を獲得したトップ3を含む大半のドライバーが1回目のピットストップを行いました。セーフティカーが導入された際、このときもトップ3を含む多くのドライバーが2回目のピットストップを実行しました。レースはフィニッシュまで10周のスプリントレースとなり、上位勢はソフトタイヤで走行しました。


・3位フィニッシュしたルノーのダニエル・リカルドは、トップ2と同様の戦略を採りました。リカルドは、ルノーにとって2011年以来となる表彰台獲得を達成しました。


・ただひとりの1ストッパーは、ハースのロマン・グロージャンでした。28周目にミディアムからP Zeroホワイト・ハードへ交換したグロージャンは、16番グリッドのスタートから9位でフィニッシュしました。


・最も大きくポジションを上げたドライバーは、レーシング・ポイントのニコ・ヒュルケンベルグでした。緊急招集された予選の結果、20番グリッドからスタートしたヒュルケンベルグは、ソフト〜ミディアム〜ソフトと繋ぐトップ5と同じ戦略を採り、8位を獲得しました。


・低温のコンディションが続き、レース終了時点の気温は11度、路面温度は19度でした。このコンディションは、タイヤを適正な作動温度領域に入れることを難しくしました。特に、セーフティカー終了後のリスタート時は尚更でした。

各コンパウンドのパフォーマンス

・ハードC2:4名のドライバーのみがハードを使用し、その内2名がトップ10内に入りました。アルファタウリのピエール・ガスリーとダニール・クビアト、フェラーリのセバスチャン・ベッテルは、ミドルスティントをハードで走行しました。フリー走行でほとんど走行機会がないままレースで使用されたことは、各チームがタイヤの特性を熟知していたことを示しています。


・ミディアムC3:レースの多くの場面で使用されました。スタートでは、アルファタウリの両ドライバー、フェラーリのベッテル、ハースのグロージャンの4名のドライバーがミディアムを装着しました。ミディアムもロングランのデータが不足していましたが、長いスティントで良好な性能を発揮しました。


・ソフトC4:大半のドライバーがソフトでスタートしました。レーシング・ポイントのセルジオ・ペレスとヒュルケンベルグ、マクラーレンのカルロス・サインツは、ソフトで長いオープニングスティントを走行し、バーチャルセーフティカー導入時に最初のピットストップを行いました。スタート直後の燃料満タンの状態においても、ソフトには大きなデグラデーションが見られず、良好な性能を示していました。フェルスタッペンは、ソフトを使用してファイナルラップでファステストラップを記録しました。

ピレリ カーレーシング責任者 マリオ・イゾラのコメント

「ミハエル・シューマッハーの91勝という最多勝記録に並んだルイス・ハミルトンと、最多出場記録を達成したキミ・ライコネンを祝福します。低温のコンディションや金曜日のセッションが中止になるなど、今回は極めて異例のレースとなりました」


「すべての準備作業を土曜日のフリー走行セッションのみで行う必要がありました。しかし、タイヤの摩耗に関するデータが無かったにもかかわらず、グレイニングが予想よりも抑制されたことで、1ストップを狙うチームも見られました」


「最終的に、ソフトコンパウンド上で軽いグレイニングが見られましたが、レース結果に影響を及ぼす程ではありませんでした。戦略に大きな影響を及ぼしたのは、バーチャルセーフティカーとセーフティカーでした。これらの導入は上位勢にとっては完璧なタイミングとなり、エキサイティングなフィナーレを演出しました」

■2020年F1第11戦アイフェルGP レースインフォグラフィックス


2020年F1第11戦アイフェルGP レースインフォグラフィックス
2020年F1第11戦アイフェルGP レースインフォグラフィックス

2020年F1第11戦アイフェルGP レースインフォグラフィックス
2020年F1第11戦アイフェルGP レースインフォグラフィックス

■コンパウンド毎のラップタイム上位

・ハードタイヤ
ピエール・ガスリー:1分31秒178
ロマン・グロージャン:1分31秒562
ダニール・クビアト:1分32秒214


・ミディアムタイヤ
ルイス・ハミルトン:1分30秒109
マックス・フェルスタッペン:1分30秒439
ケビン・マグヌッセン:1分30秒456


・ソフトタイヤ
マックス・フェルスタッペン:1分28秒139
ルイス・ハミルトン:1分28秒145
ダニエル・リカルド:1分29秒584

■最長スティント

・ハードC2:ロマン・グロージャン 32Laps
・ミディアムC3:キミ・ライコネン 34Laps
・ソフトC4:ランド・ノリス、ニコ・ヒュルケンベルグ 29Laps



(ピレリジャパン プレスリリース)




レース

4/19(金) フリー走行 結果 / レポート
スプリント予選 結果 / レポート
4/20(土) スプリント 結果 / レポート
予選 16:00〜
4/21(日) 決勝 16:00〜


ドライバーズランキング

※日本GP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン77
2位セルジオ・ペレス64
3位シャルル・ルクレール59
4位カルロス・サインツ55
5位ランド・ノリス37
6位オスカー・ピアストリ32
7位ジョージ・ラッセル24
8位フェルナンド・アロンソ24
9位ルイス・ハミルトン10
10位ランス・ストロール9

チームランキング

※日本GP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング141
2位スクーデリア・フェラーリ120
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム69
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム34
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム33
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム7
7位マネーグラム・ハースF1チーム4
8位ウイリアムズ・レーシング0
9位ステークF1チーム・キック・ザウバー0
10位BWTアルピーヌF1チーム0

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