F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

F1技術解説:挽回を図るべくF1第2戦に投入されたフェラーリの新型フロントウイング

2020年7月12日

 フェラーリは今週末のF1第2戦シュタイアーマルクGPに、改良型フロントウイングを持ち込んだ。本来なら第3戦ハンガリーGPで、本格的なアップデートを行う計画だった。しかし開幕戦オーストリアGPでは中団勢にすらかなわないSF1000の戦闘力低下が明らかになり、急きょその一部を投入したのだった。


 マッティア・ビノット代表はシーズン開幕後のアップデートについて、「特に空力面を根底から見直した、非常に大きなものになる」と語っていた。しかし今回の新フロントウイングを見る限り、その変更は残念ながらごく限られたもののようだ。


 確かに去年のレッドブルRB15がそうだったように、外見からは控えめな変更に見えても、それが大きな成果を上げることがある。しかしフェラーリは、やはり特別な存在である。われわれ報道関係者もファンたちも、もっと大きな変貌を期待していたのだ。

F1第2戦シュタイアーマルクGP フェラーリF1のフロントウイング 新型(上)/旧型(下)
F1第2戦シュタイアーマルクGP フェラーリF1のフロントウイング 新型(上)/旧型(下)


F1第2戦シュタイアーマルクGP フェラーリF1のフロントウイング 新型(右)/旧型(左)
F1第2戦シュタイアーマルクGP フェラーリF1のフロントウイング 新型(右)/旧型(左)


 新仕様のフロントウイングは、上方気流をマシン外側に逃がす『アウトウォッシュ』のコンセプト自体は変わっていない。以前と同じようにフラップが、翼端板方向に向かって落ちて行く形状だ。ただしその傾斜は、より急角度になっている(緑色の縁取りと青矢印参照)。


 一方で翼端板外側に付くフットプレートは、前端が大きく丸みを帯びた(黄色矢印参照)。フェラーリは去年のSF90で前端が平らなフットプレートを導入したが、実はそれ以前は丸い形状だった。つまり当初の仕様に、戻しただけともいえるのである。


 本来なら新形状のフロアを導入して、その時点で初めて空力パッケージのアップデートが完成するはず。それは次戦ハンガリーGPまで、待たないといけないようだ。



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(翻訳・まとめ:Kunio Shibata)




レース

4/19(金) フリー走行 12:30〜13:30
スプリント予選 16:30〜17:14
4/20(土) スプリント 12:00〜13:00
予選 16:00〜
4/21(日) 決勝 16:00〜


ドライバーズランキング

※日本GP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン77
2位セルジオ・ペレス64
3位シャルル・ルクレール59
4位カルロス・サインツ55
5位ランド・ノリス37
6位オスカー・ピアストリ32
7位ジョージ・ラッセル24
8位フェルナンド・アロンソ24
9位ルイス・ハミルトン10
10位ランス・ストロール9

チームランキング

※日本GP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング141
2位スクーデリア・フェラーリ120
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム69
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム34
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム33
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム7
7位マネーグラム・ハースF1チーム4
8位ウイリアムズ・レーシング0
9位ステークF1チーム・キック・ザウバー0
10位BWTアルピーヌF1チーム0

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第5戦中国GP 4/21
第6戦マイアミGP 5/5
第7戦エミリア・ロマーニャGP 5/19
第8戦モナコGP 5/26
第9戦カナダGP 6/9
  • 最新刊
  • F1速報

    Vol.3 第2戦サウジアラビアGP&第3戦オーストラリアGP