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鈴鹿サーキット、2020年のF1日本GP開催中止を発表。1987年からの国内F1開催が途絶える

2020年6月12日

 モビリティランドは6月12日、鈴鹿サーキットで10月9〜11日に開催する予定だったF1日本GPの中止を発表した。新型コロナウイルス(COVID-19)の影響が国内最大のモータースポーツイベントにも波及するかたちになってしまった。


 当初の予定では鈴鹿サーキットを舞台に争われる2020年のF1日本GPはシーズン第18戦として10月9〜11日にスケジュールが予定されていた。


 しかし、2020年のF1は世界中で感染が拡大した新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で3月13日〜15日に予定されていた開幕戦オーストラリアGPがレースウイーク初日となる13日の当日朝に中止が発表される事態があった。


 第2戦以降も中止や延期でシーズンの開幕が4カ月以上遅れ、ようやく今月に入り、7月3〜5日にオーストリアでシーズン初戦を迎え、その後ヨーロッパを中心に前半の8戦を開催予定であることがF1主催者から発表されたばかりだった。


 現在発表されている第8戦まではオーストリア、ハンガリー、イギリス、スペイン、ベルギー、イタリアと、すべてヨーロッパ圏の開催で構成され、その後のフライアウェイとなるアジア圏、アメリカ大陸圏での開催については未発表になっていたが、6月12日、今年のF1日本GPの開催中止が正式にアナウンスされることになってしまった。


 12日、モビリティランドは「2020 FIA F1世界選手権シリーズピレリ日本グランプリレースの開催中止について」と題したプレスリリースを発表し、「国内外における新型コロナウイルスの感染拡大状況や各地域での防止対策などを踏まえ、慎重に検討を重ねて参りましたが、現段階で海外からの渡航に関する規制解除の見通しが立っていない社会状況および国際的に大規模な移動を伴うイベントの特性を鑑み、開催中止を判断いたしました」と2020年のF1日本GP中止を決めたとアナウンスした。


 新型コロナウイルスの影響で日本で行われる予定だったモータースポーツの世界選手権イベントの予定が変更されるのは、10月末に富士スピードウェイで開催予定だったWEC世界耐久選手権の延期、ツインリンクもてぎで開催予定だった2輪レースの最高峰MotoGPの中止に続いて3大会目となる。


 F1日本GPは1976年に初開催され、1978〜1986年の中断期間を挟んで1987年から鈴鹿サーキットで再開された際には中嶋悟のF1参戦、そしてアイルトン・セナ、アラン・プロストとホンダの活躍によって国内に一大F1ブームを巻き起こした。


 その後、富士スピードウェイ(2007〜8年)を経て、ふたたび鈴鹿サーキットで開催され、日本のモータースポーツの象徴的なイベントとしてF1日本GPは歴史を重ねてきた。世界的に見ても鈴鹿サーキットはS字やスプーンカーブ、高速の130Rといった最難関のコーナーを併せ持つドライバーの技術を試すテクニカルサーキットとして知られ、F1を戦うドライバーからも評価の高いコースとして知られている。


 2020年のF1は、昨シーズン3勝を挙げてドライバーズランキング3位に入ったマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がシリーズチャンピオンの最有力候補のひとりと目され、3年連続、7度目のチャンピオンを狙うルイス・ハミルトン(メルセデス)との戦いがファンの注目を集めていた。


 レッドブル・ホンダのシーズンを通しての優勝争い、そして特にホンダのホームレースである日本GPでは1991年のゲルハルト・ベルガー(マクラーレン・ホンダ)以来となる母国優勝に期待がかかっただけに、日本のレースファンにとっては残念なニュースとなってしまった。

2009年に鈴鹿サーキットで行われたF1日本GP。この年までF1中継を行うフジテレビが大会冠スポンサーを努めていた
2009年に鈴鹿サーキットで行われたF1日本GP。この年までF1中継を行うフジテレビが大会冠スポンサーを努めていた

2007〜8年の2年間は富士スピードウェイを舞台にF1日本GPが開催された
2007〜8年の2年間は富士スピードウェイを舞台にF1日本GPが開催された



(autosport web)




レース

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ドライバーズランキング

※中国GP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン110
2位セルジオ・ペレス85
3位シャルル・ルクレール76
4位カルロス・サインツ69
5位ランド・ノリス58
6位オスカー・ピアストリ38
7位ジョージ・ラッセル33
8位フェルナンド・アロンソ31
9位ルイス・ハミルトン19
10位ランス・ストロール9

チームランキング

※中国GP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング195
2位スクーデリア・フェラーリ151
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム96
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム52
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム40
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム7
7位マネーグラム・ハースF1チーム5
8位ウイリアムズ・レーシング0
9位BWTアルピーヌF1チーム0
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

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