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F1名レース無料配信:伝説の王者ラウダを命日に偲ぶ。最後のタイトル&勝利をかけた戦い

2020年5月20日

 新型コロナウイルス感染症のパンデミックによりシーズンが休止している間、F1はファンのために過去の名レースの無料配信を行っている。5月20日は3度のF1チャンピオン、ニキ・ラウダの命日であることから、彼が優勝したふたつのレースのハイライトが配信される。


 1975年、1977年、1984年にフェラーリとマクラーレンでタイトルを獲得したラウダは、2012年からメルセデスチームのノンエグゼクティブディレクターとしてチームの成功を支えた。しかし2018年に体調を崩し、ラウダは2019年5月20日に70歳で死去した。


 1年目の命日の今日、F1はラウダを偲び、彼が最後のタイトルを確定させた1984年ポルトガルGPと、最後の優勝をつかんだ1985年オランダGPのハイライトを配信することを決めた。


 1984年は、ラウダが3度目の王座をマクラーレンとともに獲った年。最終戦ポルトガルGPを前に、ラウダはランキング2番手のチームメイト、アラン・プロストを3.5点リードしていた。プロストが優勝した場合でも、ラウダは2位に入ればチャンピオンになれる状況だったが、ラウダは予選11番手に沈み、ライバルのプロストは2番グリッドを確保した。


 しかしこのシーズン、予選で勝つことよりも、レースに焦点を当ててポイントを稼いできたラウダは、決して諦めなかった。決勝スタートでさらにポジションを落としたラウダだが、そこから追い上げを開始し、手放したかに思えたタイトルに向かって猛進していく。


 続く1985年はラウダにとってF1最後のシーズンで、第11戦オランダGPは、ラウダがこのシーズン唯一の勝利を挙げたグランプリ。予選10番手のラウダは、好スタートで1周目の終わりには5番手に浮上、70周のレースの34周目にトップに立った。しかし背後にチームメイトのプロストが迫り、フィニッシュまでふたりのテール・トゥ・ノーズの戦いが繰り広げられる──。


 1984年ポルトガルGPおよび1985年オランダGPのハイライト動画の配信は、以下のとおり行われる予定。


■1984年ポルトガルGPおよび1985年オランダGPハイライト配信
5月20日水曜18時UTC(日本時間21日木曜3時)スタート


F1公式YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/user/Formula1/featured


F1公式サイト
https://www.formula1.com


F1公式Facebook
https://www.facebook.com/Formula1/



(autosport web)




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