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ルクレールとベッテルの違い過ぎるドライビングスタイルが、マシン開発の問題に発展か
2019年4月25日
F1第3戦中国GPでは、フェラーリのチームオーダーが物議を醸した。コース上で激しく火花を散らすセバスチャン・ベッテルとシャルル・ルクレールは、同時にマシンセットアップのアプローチにおいても、かなりの違いが見られる。今後はそれが、フェラーリの新たな火種となりそうである。
ベッテルは前戦のレース終了後、「チームは早急に、SF90の開発の方向性を決める必要がある」とコメント。「そうでないと開幕3戦で見られたパフォーマンスの激しい上下に、また見舞われることになる」と、危機感を隠さなかった。
「今季のSF90が、優れたマシンであることは間違いない。車体に根本的な問題などないことも確かだ。なのに僕らはその性能を100%引き出すウィンドウに、依然として入れずにいる。特に僕の場合、バルセロナで最初にテストした時の感触が、なかなか再現できないんだ」
「もちろん序盤3戦のサーキットはそれぞれまったくコース特性が違っていたし、週末のコンディションもそれぞれだった。とはいえ3戦のデータを解析するうちに、何が問題だったのか、特にレース本番でどうすべきだったのかが、少しずつ見えてきた。5月からのヨーロッパラウンドを控えて、どの方向に進むべきかを早急に決める必要がある」
SF90に関しては、特にベッテルがその挙動に不満を募らせているといわれる。ベッテルは本来、安定したリヤが好みである。コーナー立ち上がりですばやくスロットルを開けて行くのが、彼のドライビングスタイルだからだ。そのため、その方向での変更を強く望んでいる。しかしルクレールは、そうではない。
「バルセロナでのウィンターテストの時から、僕とセブとはかなり違うドライビングスタイルなのがわかった。なので当然セッティングも、違った方向で進めている。具体的な内容には触れないけど、同じクルマじゃないことは確かだね」
そして当然ながらふたりのドライバーはチームに対し、自分好みの方向での開発を要求している。それで思い出されるのが、2014年のレッドブルである。この年、ブロウン・ディフューザーが禁止されたことに対し、ダニエル・リカルドがいち早く順応したのに対し、ベッテルはずっと苦しみ続けた。その結果、ベッテルは移籍してきたばかりのチームメイトを突き放すことができず、突然のフェラーリ移籍へと繋がっていったのだ。
今年のフェラーリにしても、ふたりのドライバーの両方を満足させる方向性は不可能と思われる。だとすればマッティア・ビノット代表はコース上のチームオーダーだけでなく、開発の方向性に関してもどちらのドライバーを優先するか、遠からず決断を迫られることになるだろう。
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(翻訳・まとめ Kunio Shibata)
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3/22(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
3/23(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
3/24(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
1位 | マックス・フェルスタッペン | 51 |
2位 | シャルル・ルクレール | 47 |
3位 | セルジオ・ペレス | 46 |
4位 | カルロス・サインツ | 40 |
5位 | オスカー・ピアストリ | 28 |
6位 | ランド・ノリス | 27 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 18 |
8位 | フェルナンド・アロンソ | 16 |
9位 | ランス・ストロール | 9 |
10位 | ルイス・ハミルトン | 8 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 97 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 93 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 55 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 26 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 25 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 6 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 4 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 0 |
9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 0 |
第3戦 | オーストラリアGP | 3/24 |
第4戦 | 日本GP | 4/7 |
第5戦 | 中国GP | 4/21 |
第6戦 | マイアミGP | 5/5 |
第7戦 | エミリア・ロマーニャGP | 5/19 |