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F1バーレーンGP木曜会見:「レース後は正直、つらかった」と前戦の胸中を明かすガスリー

2019年3月29日

 開幕戦から2週間。第2戦は今年もバーレーンGP。2014年からナイトレースとなったバーレーンGPだが、木曜日の会見は通常のグランプリと同様、午後3時に開催されてきたが、今年はスタート時間と同様、午後6時に変更された。出席したのは、バルテリ・ボッタス(メルセデス)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、ピエール・ガスリー(レッドブル・ホンダ)、ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)、ランド・ノリス(マクラーレン)だった。


 まず、この中で唯一のルーキーであるノリスにこんな質問が。「1年前に、あなたはここで素晴らしい勝利(FIA F2バーレーンのレース1)を飾りました。今回の目標は?」。するとノリスは照れ笑いを浮かべながら、こう返した。


「同じ結果になればいいけど、それは現実的な目標ではないよね。 僕たちは確実に前進しなければならない。 ただ、オーストラリアでは、予選で思っていた以上の良い結果が得られたし、レースでは少し残念な結果に終わったけど、全体としていいシーズンのスタートがきれたと思っている。その流れを今回も続けたい」


 なんとも、19歳のルーキーとは思えない落ち着きぶり。


 続いての質問は、1年半ぶりにF1のレースに復帰したクビアトへだった。司会者が「昨年あなたはフェラーリと仕事をしていたので、FIAの記者会見は久しぶりですが、 2018年に学んだことを教えてください」と気の利いた質問をすると、クビアトはこう答えた。


「確かに昨年、僕はフェラーリで仕事していた。 セバスチャンとキミの仕事を非常に近くで見ることができたし、 シミュレータにもたくさん乗った。チームが可能な限り最高の結果を目指そうとしていて、ある意味、F1の本当の世界を見ることができたのは、とても良い経験だった」

■決して諦めないというバルテリ・ボッタスの信念

 この経験を生かされたのか、オーストラリアGPでは復帰後、いきなり入賞を飾ったクビアト。続いての質問は、そのクビアトとレース終盤にポイントを賭けたバトルを演ずるも、あと一歩及ばず、レッドブルでのデビュー戦を11位で終えたガスリーへ向けられた。ガスリーは次のように、胸中を明かした。


「自分でももっとやれると期待していたし、実際フリー走行3回目までは順調だっただけに、まさかノーポイントに終わるなんてね。レース後は正直、つらかった。ただ、ホンダが初めて表彰台を獲得したことは良かった」


 フェラーリでの開幕戦で5位に終わったルクレールには、フランス人記者から、こんな質問が。「あなたは開幕戦でチームメートとバトルすることができませんでしたが、どう思っていますか?」。ルクレールの回答は、こうだった。


「不満はないよ。 だって、まだシーズンの初戦だからね。僕が4位になっても、セブが4位でも、チームにとっては4位と5位は変わらない。だったら、僕たちふたりをバトルさせてポイントを失うリスクを負うことを望まないというチームの決定は理解できるからね」


 最後に、開幕戦の勝者ボッタスには、地元バーレーン大学の学生から「F1を目指している若者へ何かアドバイスはありますか?」という質問が。すると、ボッタスはまず「ネバー・ギブ・アップ」と即答して、次のように続けた。


「F1ドライバーになることは決して簡単ではないけれど、不可能ではない。 僕が子供のころ、周りにはF1ドライバーになりたいという人がたくさんいたけれど、みんな、それは不可能なことだといってあきらめたよ。でも、不可能なことことを探すんじゃなくて、可能性を追い求めてほしい。 そして、子供のころ、最も大切なことは、まずは自分がやっていることを楽しむこと。そうしていれば、必ず道は開けるから」


 昨年、一年間、苦労したボッタスらしい答えだった。

2019年F1第2戦バーレーンGP木曜会見 バルテリ・ボッタス
2019年F1第2戦バーレーンGP木曜会見 バルテリ・ボッタス



(Masahiro Owari)




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